攻殻機動隊 / GHOST IN THE SHELL †
1989年〜、講談社、士郎 正宗
「ヤングマガジン海賊版」他で不定期連載された士郎正宗の同名漫画を原作とする一連のシリーズ。1995年に押井 守監督で「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」が製作、劇場公開された。その後はゲーム、漫画続巻、TVシリーズ、劇場2作目と展開。特に2001年以降は、これまで発表されているシリーズ10作品のうち、7作品が作られている。
劇中では架空デザインの銃も多く登場する。「CZN-22」や「セブロC-26」などで、P90の5.7mm×28弾に似た、対サイボーグ戦を想定した架空の小口径高速弾仕様として設定されている。ちなみに本作で頻繁に登場する銃器メーカー「セブロ」は原作者・士郎正宗の別作品「アップルシード」でも登場する架空のメーカーである。
漫画 †
攻殻機動隊 †
企業のネットが星を覆い
電子や光が駆け巡っても
国家や民族が消えてなくなるほど
情報化されていない近未来
「ヤングマガジン海賊版」1989年5月号から不定期連載された作品。この作品を原作とし、後のシリーズが作られていく。
サイボーグ技術の発展によって、人類の大半がネットと脳を直結する「電脳化」を果たしたA.D.2029年。多発するテロ・汚職・電脳犯罪に対し、あらかじめ犯罪の芽を摘む攻勢の組織として設立された首相直属の精鋭部隊「公安9課」、通称"攻殻機動隊"の活躍を通して、「電脳化・義体化社会における人間の定義」を問う内容となっている。
物語は9課の実行部隊隊長、草薙素子を中心として9課の日常業務を追いながら、謎の特A級ハッカー「人形使い」を巡る陰謀を描いていく。
攻殻機動隊 ARISE 〜眠らない眼の男 Sleepless Eye〜 †
2013年〜、『月刊ヤングマガジン』掲載
脚本:藤咲 淳一、漫画:大山 タクミ
・作品解説
攻殻機動隊の新シリーズ『攻殻機動隊ARISE』のコミカライズ。まだレンジャー部隊に所属していた頃のバトーに焦点を当て、素子との出会いや公安9課設立までのストーリーが描かれる。
使用者 | 銃器名 | 登場話 | 備考 |
草薙 素子 | ベレッタ 92FS | 1-2 | 瀕死の護衛のホルスターから抜き取って使用 |
H&K MP7A1 | 1-2〜 | 死んだ護衛の物を拾う 片方はダットサイト装着 レッグホルスターに携行 二挺撃ち |
デトニクス ポケット9 | 2-3,2-4,2-5 | 電脳空間では、マムロ中佐に擬態?して使用 |
AMT バックアップ | 3-4,3-5 | − |
バトー | M1911A1 | 1-1〜 | レンジャー部隊所属時はレッグホルスターに携行 『月刊ヤングマガジン 2013年7月号』の表紙ではカスタムモデル*1 |
豊和工業 89式5.56mm小銃 | 1-1〜 | レシーバー上部とハンドガード上下にマウントレール レシーバー上部に詳細不明の機器装着 折り曲げ銃床 フォアグリップ装着 レンジャー部隊所属時に使用 第6話では、死んだ部下の物を借用 |
M4A1 | 1-3 | RISハンドガード ダットサイト装着 フォアグリップ装着 破損した89式小銃の代わりに、死んだ護衛のものを拝借 |
M67破片手榴弾 | 1-3 | タクティカルベストに吊るしてある |
RPG7 | 1-4 | ゲリラが使っていた物を拝借 |
GE M134 | 1-5 | 車載銃だが、何故かキャリングハンドル装着 装甲車の機銃を取り外して使用 |
ワルサー P99 | 2-4,2-5,2-6 | 2-4では、何故か途中でカスタム1911(上記『M1911A1』を参照)に替わる |
M240L | 2-6 | フォアグリップ装着 廃ビルで使用 |
H&K MP7A1 | 3-3 | 扉絵で所持 |
CZE Vz61 | 3-4 | − |
トグサ | マテバ M-2008 | 2-4,2-5 | 4インチで使用 |
スナイパーライフル | − | 詳細モデル不明 『月刊ヤングマガジン 2013年7月号』の表紙で所持 |
ボーマ | 豊和工業 89式5.56mm小銃 | 2-2 | 仕様はバトーの物と同じ レンジャー部隊所属時に使用 |
マムロ中佐 | デトニクス ポケット9 | 2-5 | 路地裏で登場(素子の回想シーン) |
ノロシ | 豊和工業 89式5.56mm小銃 | 1-1〜 | 仕様はバトーの物と同じ レンジャー部隊所属時に使用 |
モトリ | 豊和工業 89式5.56mm小銃 | 1-1〜 | 仕様はバトーの物と同じ 1名のみスコープ装着 |
サトヅキ |
ホズミ |
ナワダ |
ヌカワ・ショージ | 豊和工業 89式5.56mm小銃 | 2-1,2-2 | 仕様はバトーの物と同じ |
コムラ陸曹 | 豊和工業 89式5.56mm小銃 | 2-2 | 仕様はバトーの物と同じ |
ニロイ外務大臣の護衛 | M4A1 | 1-2 | RISハンドガード フォアグリップ装着 |
ベレッタ 92FS | 1-2 | レッグホルスターに携行 |
カルディスゲリラ | AK47 | 1-2〜 | − |
ブローニング M2 | 1-2,1-3 | トラックの車載銃 |
ベレッタ 92FS | 1-3 | − |
RPG7 | 1-3 | − |
IMI ウージー | 3-2 | − |
14型思考戦車(シンクタンク) | アンチサイボーグ重機関銃 | 1-3,1-4 | 6銃身 12.7mm高速徹甲弾を使用 |
装甲車 | ブローニング M2 | 1-5 | 車載銃 |
ハインド | チェーンガン | 1-5 | 機銃 |
レンジャー隊員 | 豊和工業 89式5.56mm小銃 | 2-1,2-2 | 仕様はバトーの物と同じ フォアグリップ無しの物もあり バトーの回想シーンで登場 |
501機関の実働部隊 | M4A1 | 2-1,2-2 | フォアグリップ装着 |
南米の武装ゲリラ | AK47 | 2-1,2-2 | − |
AK74 | 2-2 | − |
ドラグノフ | 2-2 | 狙撃手が使用 |
自走地雷 | H&K P7 | 2-5 | 素子が遠隔操作する自走地雷が使用 |
帰還兵 | ベレッタ 8000 | 3-1 | − |
敵 | ベレッタ 92 | 3-1 | モデル名不明 |
AK74 | 3-1 | − |
難民 | AK74 | 3-2 | ゲリラに無理やり持たされる |
陸上自衛隊レンジャー隊員 | イングラム MAC-10 | 3-4 | − |
GE M134 | 3-4 | 個人携行用モデル 巨大なドラムマガジンからベルト給弾 |
サイトーの対戦相手 | S&W M36 | 3-5 | ロシアンルーレットで使用 |
ロジコマンガ †
2013年〜、『月刊ヤングマガジン』掲載
漫画:山本 マサユキ
劇場版 †
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 †
1995年11月18日公開。上記の漫画を原作に、「人形使い」のエピソードをクローズアップした作品。
日本ではあまり注目は得られなかったが、アメリカではビルボード誌のビデオ週間売上げ1位という記録を樹立。監督:押井守の名を世界に広め、ジャパニメーションの代表的作品として数えられる作品となった。
イノセンス(英題:GHOST IN THE SHELL2:INNOCENCE) †
バトー、忘れないで。
貴方がネットにアクセスするとき
私は必ず貴方の傍にいる。
2004年3月6日公開。劇場版「Ghost in the Shell/攻殻機動隊」の続編であり、ストーリーは漫画版の第6話が下敷きとなっている。
草薙素子の失踪から3年。バトーは未だに素子への想いをふっきる事が出来ず、心にいいしれぬ空白感を抱えながら日々の業務に当っていた。
そんな中、少女型の愛玩用ガイノイド「ハダリ」の暴走事故が相次いで発生。メーカーと被害者の間では不自然なほど速く示談が成立し、被害者の中には政治家や元公安関係者がいたことからテロの可能性が疑われる。事件は公安9課が担当することとなり、バトーは相棒のトグサと共に夜の町へ赴くのだが……。
攻殻機動隊 ARISE †
・作品解説
原作コミック、押井守監督版、神山健治監督版に続く第四の攻殻機動隊で全四部作。
草薙素子がいかにして草薙素子になったのかという過去を描く。
ゴースト・イン・ザ・シェル(実写版) †
・作品解説
2017年4月7日(北米版3月31日)公開。
日本では配給から'スカヨハ攻殻'の名称で宣伝された、スカーレット・ヨハンソン主演のハリウッド実写版。
原作の世界設定を踏襲しつつも、ブレードランナー風の巨大芸者広告を映すネオン都市や、JM(ジョニー・ニーモニック)を髣髴とさせる北野武の起用(荒巻大輔役)など映画界におけるサイバーパンクをミックスした独特の世界観となっている。
登場予定の銃火器プロップの展示を伴うプレスリリースが東京で行われた。
なお、主演のスカーレット・ヨハンソンについては、日本人である草薙素子役に白人を起用したことからいわゆる「ホワイトウォッシュ」であるとの非難が一部あったようであるが、漫画やアニメの例に漏れず原作のキャラクター造形が既に日本人離れしているため、むしろアジア人を起用したトグサなどはかなり原作と異なるビジュアルになっている。
日本語吹き替え版は声優がアニメシリーズのものと統一されているほか、アニメシリーズでお馴染みのトグサのマテバ・リボルバーは、ある意味後継と言えるチアッパ ライノに変更されている。
TVシリーズ †
あらゆるネットが垣根を巡らせ
光や電子となった意思を
ある一方向に向かわせたとしても
"孤人"が
複合体としての"個"になる程には
情報化されていない時代…
神山健治を監督として、2002年の「Stand Alone Complex」を皮切りに3作品が制作されている。
本作も劇場版と同じく漫画を下敷きにしているが、「もし草薙素子が人形使いと出会わず、公安9課に残っていたら」という前提で話が作られている。作風も変化しており、これまでの草薙素子を主体とした物語から、公安9課という部隊全体をメインとした物語となっており、原作や劇場版では顔も出なかった課員の活躍も見る事が出来る。
ファンに人気の青い思考戦車・タチコマが登場するのはこのシリーズである。
お馴染みの電脳戦やサイボーグアクションに加えて、部隊単位での戦闘(要人確保・突入作戦・ゲリラ戦など)が描かれるようになっているのもミリオタには嬉しいポイントと言える。
攻殻機動隊 Stand Alone Complex †
攻殻機動隊 Stand Alone Complex 2nd GIG †
攻殻機動隊 Stand Alone Complex Solid State Society †
小説 †
攻殻機動隊 灼熱の都市 †
攻殻機動隊2 STAR SEED †
イノセンス After The Long Goodbye †
攻殻機動隊 Stand Alone Complex 虚無回路 †
攻殻機動隊 Stand Alone Complex 凍える機械 †
攻殻機動隊 Stand Alone Complex 眠り男の棺 †
ゲーム †
Ghost in the Shell †
プラットフォーム:PS
原作漫画ベースの初ゲーム作品。思考戦車「フチコマ」を用いる三次元アクションシューティングであるため、個人用火器は登場しない。
攻殻機動隊 Stand Alone Complex †
プラットフォーム:PS2
S.A.C.第一作をベースとしたTPS作品。登場する火器は全て架空のもの。
攻殻機動隊 Stand Alone Complex 狩人の領域 †
プラットフォーム:PSP
こういったアニメベースのゲームとしては珍しいFPS。
ミッションに同行するタチコマのカスタマイズが可能な他、PS2版では出来なかったトグサとサイトーの操作も可能。*4