ロシアンルーレット/Russian roulette †

　回転式拳銃のシリンダーに一発だけ弾を装填した後、シリンダーを回転させて弾がどこに入っているのかを分からなくしてから、引き金を引く行為。
　映画や漫画といったフィクションで登場することが多い。というより、フィクションで有名になり、それを現実で真似する輩が登場したという方が正しいかもしれない。
　何故「ロシアのルーレット」という名前になったのかは確たる記録が存在しない。実際にロシアで行われた故事が由来になった、中に何が入っているかわからないお菓子を「ロシアン〇〇」と呼ぶから、など、諸説入り乱れている。

　大抵は自分の頭に銃口を押し付けて引き金を引き、生きるか死ぬかの度胸試しや賭けの手段として使われる。
　その生死を掛けた緊張感からガンアクションとは無縁のギャンブルを題材にした作品でも人気がある。
　また、死んでも構わないような囚人、捕虜に対する虐待として行われることもある。

　当たり前のことだが、弾さえ入っていればほぼ確実に発射される自動拳銃で行うものではない*1。
　2000年度ダーウィン賞*2では自動拳銃でロシアンルーレットを行い死亡したアメリカの男性が次点に選ばれている。