ゲウィン ブッシュマスター / Gwinn Bushmaster 【短機関銃】 †![]()
1960年代中期、アメリカ空軍兵器研究所はパイロット用の新たな自衛用火器の研究に着手した。当時ベトナム戦争が激化。撃墜・不時着時にパイロットが強力なベトコンの支配地域に投げ出される危険があり、それまでの拳銃やSMGでは自衛用として威力不足になりつつあった。そこで、狭いコクピット内でも邪魔にならず、なおかつ突撃銃などにも対抗しうる強力な自衛用火器の開発を目指したのである。 ステアー AUGなどと同じブルパップ式の構成を採っており、5.56mm弾使用の銃としては最小クラスにまとめられている。加えてマガジンを含めた機関部が左右にスイングできる構造になっており、これによって銃全体を手首から前腕部にぴったりとフィットさせ、コンパクトに構えることができるのが大きな特徴だった。 しかし現在では、FN P90やHK MP7といった、SMGとライフルの中間的なPDWが登場。武装犯、テロリストの武装・防御が強化されるに従い、屋内戦闘でもコルト M4他、ライフル弾を使用する短銃身のカービンタイプの火器が用いられるようになっている。 ゲウィン・ファイヤーアームズは、1978年に買収されたのちに社名を変え、現在は「ブッシュマスター・ファイヤーアームズ」というAR15系クローンで知られる著名なメーカーとなっている。
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