狙撃手(スナイパー) / Sniper † 単に「狙撃手」という場合、狙撃銃を用いての遠距離精密射撃を行う射手を指す。 戦場での狙撃手はその性質上、狙撃対象からは捉えられないほどの遠距離(または場所)から狙撃を行うため、長時間の移動を行えるだけの体力や劣悪な環境での任務に耐えられるだけの精神力、状況を瞬時に判断できる高い分析力やある程度の弾道力学など、様々な能力が必要とされる。その性質は狩猟と近いものがあるため、第一次〜第二次大戦における名狙撃兵の中には猟師をしていた者も多い。 往年のスナイパー・アクション作品の影響から、狙撃兵とは単独で行動・潜伏しながら敵を狙うものと思われていることが多いが、実際の軍事上では完全な隠密作戦を除いて、狙撃手は観測手(スポッター)とよばれる仲間と2人1組で行動するのが基本となっている。更にこの2人を護衛し、残敵を掃討して狙撃結果を確認するため、少人数の攻撃チームが同行することも多い。 たいていの狙撃兵は敵に発見されないように顔にペイントを施したり、擬装用の迷彩マントに葉や草などを取り付けた「ギリースーツ(Ghillie suit)」を着用することもある。サイドアームとしては拳銃や小型の短機関銃を携帯する。 フィクションでは国内外問わず女性の割合が非常に多い兵種だが、実際に戦場で多くの戦果を得た女性の兵種としてはやはり狙撃手が多く、どちらかといえば適性が高いのも事実である。 ■狙撃手(実在)
■狙撃手(架空)
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