口径 / Caliber †弾薬の大きさ、もしくは銃身の内径のこと。 イギリスを除くヨーロッパ諸国では、口径はメートル表記とするのが主流。右図はNATO表記で「9 mm×19」弾。NATO式表記の薬莢長の後につけられたアルファベットはリムの形状を表す。 散弾銃を除く大半の現代銃器の銃身内部には、ライフリングと呼ばれる渦上の溝が刻まれているが、その山(ランド)と呼ばれる部分と山同士で測った径を山径とよび、逆に谷(グルーブ)と谷同士で測った径を谷径という。同じ口径でも山径と谷径によって表記が変わる場合がある。たとえば「.38 Special」と「.357 Magnum」の関係がそうであって、両者は共に弾丸直径は9mmである。ちなみに弾丸の直径は谷径と一致する場合が多い。 また「.223レミントン」や「.460S&Wマグナム」のように数字が実際の口径ではないケースもある。これは同じ実口径を持つ他弾薬と区別をつけるためで、.223レミントンの場合元々存在した「.222レミントン」をベースに強化した弾でありベース弾薬との区別をつけるために「.223」が冠されている。 一部の弾薬ではインチとメートルの両表記があるものもある。例えば「.380 ACP」は、「9 mm×17 Short」、「9 mm Kurz」など複数の呼称が存在する。 なお、散弾銃の口径については「ゲージ」の項を参照のこと。 各口径のmm/インチ換算及び弾薬データは下表参照。ただし、サイズに関しては実寸とNATO表記が混合されているので注意。 各々の口径の威力については「弾薬の威力」の項を参照のこと。 回転式拳銃弾(Revolver cartridge) †
自動拳銃弾(Automatic pistol cartridge) †
ライフル弾(Rifle cartridge) †
グレネード弾(Grenade) †
※データは徳間書店「現代軍用ピストル図鑑 著:床井雅美」などより転載
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