グロック 19 / Glock 19 【自動拳銃】 †
モデル | 全長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 製造国 |
グロック 19 | 187mm | 600g | 9mm×19 | 15/17/19/24/31/33+1 | オーストリア |
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グロック 23 | 187mm | 600g | .40 S&W | 13/14/15/16/22+1 |
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グロック 25 | 187mm | 575g | .380 ACP | 15/17+1 |
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グロック 32 | 187mm | 620g | .357 SIG | 13/14/15/16+1 |
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グロック 38 | 187mm | 685g | .45 GAP | 8/10+1 |
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グロック 19X | 189mm | 625g | 9mm×19 | 17/19/24/31/33 |
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グロック 44 | 185mm | 358g | .22LR | 10+1 |
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グロック 45 | 189mm | 616g | 9mm×19 | 17/19/24/31/33+1 |
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グロック 48 | 185mm | 524g | 9mm×19 | 10+1 |
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同社グロック17のコンパクトモデル。「第2世代」と呼ばれる新型フレームと共に、1988年に登場した。
17より装弾数こそ減ったものの、ユーザーの声をもとに改良された新フレームと手頃な大きさでユーザーに親しまれ、1995年により小型なサブコンパクトモデルグロック26が登場するまで、シリーズ中最も人気の高い商品だった。
ちなみに.380ACP仕様のグロック25、.22LR仕様のグロック44にはショートリコイルが用いられておらず、ストレートブローバックで作動する。
発表された同年にスウェーデン陸軍で「P88B*1」の制式名で採用されたのを皮切りに、ニューヨーク市警(NYPD)に警官用として4万挺が導入された。
その他ではドイツのGSG9にも採用され、国連では保安要員用の拳銃として使用されている。世界的に小さい傾向にある日本人の手にも充分馴染む大きさであり、日本のSATでも採用されているとも言われる。
2009年にはSOCOMに採用され、陸軍と空軍の特殊部隊で使用が始まったあと、2015年には海兵隊のMARSOC隷下部隊や海軍の特殊部隊であるSEALsでも採用されている。
2012年時点では、アクセサリーレールを装備した第3世代に加え、第4世代の通称"Gen4"が平行して販売されている。後にGen5やMOS(ダットサイトマウント付モデル)もラインナップされている。
2016年にはグロック17Mと共に「グロック19M」が登場。線条痕が分かりづらいポリゴナルライフリングから溝掘り式ライフリングに変更された法執行機関向けモデルで、FBIや一部州警察に採用された。
第五世代(Gen5)フレームが登場した2017年には、米陸軍のMHSトライアルにグロック19と23の改良モデルが出展され、翌2018年1月にはこのモデルをベースにした「グロック19X(クロスオーバー)」が一般発売されている。「クロスオーバー」の名の通り、グロック17のフルサイズフレームに19のコンパクトスライドが組み込まれているのが最大の特徴。MHSモデルではグロックシリーズでは珍しい、サムセーフティタイプのマニュアルセーフティが追加されたが、19Xではオミットされた。カラーはコヨーテタン。
また、19Xをさらに改良した法執行機関向けの「グロック45」も登場。こちらは通常のブラックカラーで、フロントセレーションが追加されている。
2019年にはグロックシリーズ初の.22LR弾を使用する「グロック44」が登場した。19Gen5と同じサイズ・操作感を持ち、低威力の.22LRに合わせて軽さと耐久性を兼ね備えた「ポリマースチールハイブリッドスライド」を採用している。
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外部リンク †
・GLOCK 19
・GLOCK 23
・GLOCK 25
・GLOCK 32
・GLOCK 19 ムービー