US M67破片手榴弾 / M67 Fragmentation Grenade †
アメリカで開発されたハンド・グレネード(手榴弾)。 M26/M61まではラグビーボールのような紡錘形であったが、M67ではより投擲しやすい球状を採用している。なお、大戦中のMkII手榴弾等に施されていた表面の格子状の溝*1は、M26以降廃止されている。アメリカ軍が開発した手榴弾には形状や特徴からくる愛称(MkII手榴弾の「パイナップル」、M26/M61手榴弾の「レモン」)が付く傾向があるが、M67はその形状から「アップル」「ベースボール」と呼ばれている。 投擲可能な距離は標準的な兵士で約30m。信管に点火後4#12316;秒で炸裂し、殺傷力ある破片を撒き散らす。内部には硬質鉄線が込められ、旧モデルに比べ殺傷力が増大している。有効加害範囲は半径約15mで、半径約5mが致死範囲となる。また、破片は細かいものでは最大で距離230m・高さおよそ45フィート(13.5m)まで飛散した記録があるという。 他には、外観が同じで信管が異なるM68や、訓練用として青色に着色されたM69トレーニング・グレネードが存在する。
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