アストラ プレッシン / Astra Pressin †
VIP護衛用の水平二連特殊拳銃。といっても警護官ではなく、むしろVIP自身が護身用に隠し持つことを意識した銃である。そのため、カモフラージュ用に眼鏡ケースや小銭入れのように見える専用のソフトケースも用意されていた。
いわゆるホッチキスのような形をしており、とても銃とは思えない外見をしている。それ故、容易に犯罪に使用されないよう、弾薬は.32ACP弾を基にしたナショナル社製.32サンタバーバラ専用弾を使用する。
発射は、後端のスライドカバーを外したところに弾を2発装填し、セーフティを解除して、グリップを握り込むことによって行う。この時グリップを浅く握り込むと1発目が発射され、更に深く握り込むと2発目が発射される。
射程も威力もたかが知れているが、油断した相手に不意打ちを食らわせて、脱出のチャンスを作るにはある程度有効。
1978年から1995年まで製造されていた。