コルト ウッズマン / Colt Woodsman 【自動拳銃】 †
1915年にコルト オートマチック・ピストル・ターゲットモデル(後の『プレ・ウッズマン』)の製品名で世に出たスポーツ競技用の自動拳銃。ウッズマン(森の住人)と名称が改められたのは、1927年から。.22LR弾を使用するため威力は低いが、精度は高い。ジョン・ブローニングと、コルト社のエンジニアであったF.C.チャドウィックとG.H.タンスレイら3人によって設計された。 登場から生産終了した1977年まで、製造期間は約60年間に至り、製造年代によって3世代に分類され、バリエーションも多岐に渡る。バレルの長さによって、スポーツモデル(4-1/2in.)、ターゲットモデル(6in.,6-5/8in.)があり、ヘビーバレルのマッチターゲットモデルの他、ウッズマンの廉価版チャレンジャー*1やターゲッツマンなどが作られた。特にマッチターゲットモデルは、スタームルガー MkIが登場するまでは人気の銃のひとつだった。 第二次世界大戦中は.22LR弾の静粛性に着目され、米軍特殊部隊・情報機関向けにサイレンサー付きのモデルが製造され、イギリスでもSOE(Special Operations Executive=イギリス特殊作戦執行部)が、本銃をフルオート化して使用していた。 ウッズマンは世代間ではマガジンの互換性があったりなかったりする。ウッズマンのマガジンキャッチは、グリップ下面で固定するコンチネンタルタイプであったが、1946年から再生産された第二世代モデルから、グリップハンドの親指で操作できるようトリガーガード後方に設けたプッシュボタン式に改められた。しかし、1955年以降の第三世代と呼ばれるモデルは、再びコンチネンタルタイプに戻されている。
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