シグザウエル P229 / SIG Sauer P229 【自動拳銃】 †![]()
1991年に発表された、同社製P228の改良版。強装弾に対応できるよう強化スライドとなっている。アメリカ市場向けに作られたモデルで、銃身とリコイルスプリングを交換するだけで3タイプの各口径弾に対応可能なのが大きな特徴である。 P220をはじめとするシグザウエル・ピストルのスライドは当時冷間鍛造プレス製だったが、威力の大きい強装弾薬に耐え切れないと判断されたため、P229では、ステンレス鋼からNCマシンでの削り出し加工を経て製造された*1。229以降は、他のモデルも切削加工のスライドに改められている。 それまで5000挺程度がアメリカの公的機関(主に国土安全保障省)に納入されていたに過ぎなかったが、2006年9月、既に耐用年数に達していたベレッタM9に替わる新たな制式拳銃として、アメリカ沿岸警備隊に.40口径DAOモデルが採用された。この沿岸警備隊モデルは、ピカティニー互換のアクセサリーレールを装備した最新のモデル(上記の写真と同じモデル)である。 2012年には、P229ベースのサブコンパクトモデルとして、P224が発表された。P229を採用している公的機関のオフィサーから、マガジン共用可能なバックアップガンが欲しいとの声から開発された。同クラスの既存のモデルにP239があるが、こちらはコンシールドキャリーに特化したシングルカラムマガジンで共用はできない。
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