バレット M90 / Barrett M90 【対物小銃】 †
1990年に、M82A1のコストダウン、重量の軽減を目指して開発された対物ライフル。ブルパップ式になり、反動利用のセミオート式からボルトアクション式へと変更されている。またマガジンも5連発へダウンサイジングされた。
バリエーションとして改良型のM95(上掲写真)、シングルショットのM99(右掲写真)が開発されている。
M95は、グリップまわりがやや前方に移され、保持する腕やマガジンと干渉しやすかった問題に対応したモデルである。撃発部品の強化やボルトハンドル角度の変更、薬室のクロームメッキ処理などのマイナーチェンジも行われており、M90に替わって1995年から生産されている。十数ヵ国の軍・法執行機関に採用されており、日本の陸上自衛隊も調達している。
M99は長距離射撃記録を競うシューター向けのモデルで、1999年に発売された。2001年には1000ヤードの標的射撃で、5射のグルーピングで世界記録を叩き出している。
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