スミス アンド ウェッソン / Smith and Wesson †
1852年にホーレス・スミスとダニエル・ベアード・ウェッソンによって創業された、アメリカでも名門の老舗銃メーカー。略して「S&W」と呼ばれることも多い。
金属薬莢式弾薬を使用するリボルバーを開発したことで、現代リボルバーの元祖とまで呼ばれるようになった。20世紀前半は.38口径のリボルバーでアメリカ国内の法執行機関へのセールスを一手に引き受けていた。
戦後、信頼性の高い自動拳銃が大きな市場を形成していくなかで、S&WもM39を発表し、1970年代までに国内で大きなシェアを得るが、1980年代以降は公的機関の制式採用拳銃選定トライアルに次々と落選、より高性能なヨーロッパメーカーの台頭を許す結果となっていた。シューティング競技などの民生用でも、ライバルであるコルト社の1911シリーズに太刀打ちできなかった。
この間、弾薬では.40S&Wというヒットを出したものの、皮肉なことにS&W社自身は.40S&Wの銃では、成功作を生み出せなかった(M4006がカリフォルニア州警察に制式採用されたのみである)。
ポリマーフレーム拳銃市場へ参入するも、1997年に発表したシグマ拳銃がグロックの特許を侵害するとしてデザインの変更と多額の賠償を強いられることとなり、21世紀を苦難の連続で迎えることとなる。
しかし、2003年のS&W M500のヒットを機にブランドを再建。シグマにおける失敗からワルサー P99のライセンス生産モデル「SW99」の生産を行ってノウハウを蓄積し、2006年からはかつて官給リボルバーとしてその名を馳せた『ミリタリー&ポリス』の名を受け継いだ新型自動拳銃「M&P」ピストルシリーズ、低価格ながら高品質なAR15クローン「M&P15」シリーズ を発表。いずれも法執行機関・民間共に好調なセールスを記録した。
リボルバー拳銃 †
M1
M2
M3
M10
M15
M19
M22(M1917)
M27
M29
M36
M40
M49
M460
M500
M610
M686
ガバナー
※S&W社ではリボルバーのフレームを一定サイズに規格化している。フレーム規格(SW社)を参照。
自動拳銃 †
39/59
945
3566
M&P
M&P15P
M41
M61
SW1911
SW99
シグマ
ボディガード380
S&W M61
その他拳銃 †
ヴォルカニックピストル
短機関銃 †
M76
小銃 †
ヴォルカニックライフル
自動小銃 †
M&P15
弾薬 †
.22 LR
.38 S&W Special
.357 S&W Magnum
.356 S&W
.40 S&W
.460 S&W Magnum
.500 S&W Magnum
外部リンク †
・Smith and Wesson 公式サイト