コルト パイソン / Colt Python 【回転式拳銃】 †
1955年にコルトが発表した高級.357マグナムダブルアクションリボルバー。 バレル上部に放熱用のベンチレーテッドリブと、下部に重りとして発射時の反動を和らげるフルレングスアンダーラグをあしらった外観が特徴的で、後発の他のマグナム拳銃でも模倣されている。グリップには木製のグリップパネルが装備されている。 仕様としては2.5、3、4、6、8インチモデルの5種類。このうち8インチモデルはスコープと共にハンドガン・ハンティングに用いる『パイソン・ハンター』としてラインナップされた。1981年には、無電解ニッケル・メッキ処理のコルトガード仕上げが追加され、1984年からはステンレス製の物も追加されている。 派生モデルとして、1966年に登場した『ダイアモンドバック』が存在する。パイソンよりも一回り小さいフレームを使用した、小型でより弱い弾薬を用いるモデルである。 カスタムショップにおいて、非常に精度の高いパイソンのバレルと、優れたトリガーフィーリングを持つS&WのM19のフレームを組み合わせた『スマイソン*1』と呼ばれるカスタムモデルや、同じくパイソンのバレルとスタームルガーのセキュリティシックスのフレームを組み合わせた『クーガー(Couger)』などが存在する。 コルト社のリボルバー製造撤退に伴い1999年10月に生産中止。それ以降は2005年までカスタムショップでのみ受注生産にて「エリートモデル」として製造していた。 余談だがニューヨークの国連本部前に展示されている、銃身を捻って結んだ拳銃のオブジェは本銃がモデルとなっている。テーマは『非暴力』と『平和』である。
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