FN ファイブセブン / FN Five-seveN 【自動拳銃】 †![]()
![]() FN社が1995年に発表したポリマーフレーム自動拳銃。同社製P90のサイドアームとして開発され、弾薬の共用が可能となっている。 使用弾薬のSS90弾*1は、ライフル弾を小型にしたようなボトルネック形状をしており、弾頭はそれまでの拳銃弾のようなドングリ形ではなく鋭利な円錐形をしている。小口径のため弾丸の初速が速く(秒速650メートル)、クラス3のボディアーマーを撃ち抜く貫通力を持つ。弾頭重量が小さいためエネルギーでは標準的な9mmパラベラム弾や.45ACP弾などには劣るが、ストッピングパワーを補うため、同じFN社製のSS109弾同様、人体等の軟体に命中すると弾丸が横転してフラグメンテーションを起こしやすく設計されている。射撃時の反動も比較的小さい。 銃本体のデザインも特徴的で、当初採用されていたピーナッツ形状のトリガーガードは注目を浴びた(現在生産されているものはストレート型)。プラスチックはフレームだけでなく、スライド部をも覆っており、過熱や冷却によるはりつきに備えたものとなっている。意識されて設計されたものか不明だが、口径の5.7mm以外に銃自体の高さも5.7インチ(=14.478cm)となっている。 開発中のモデルが発表された90年代半ばはSASを始めとする各国特殊部隊が実験的に調達していたようだが、21世紀現在も制式採用している公的機関は非常に限られる。初めて制式採用されたのは2000年のことで、P90を採用しているキプロス共和国軍の特殊部隊へと納入されたものであった。 2013年には改良モデル「Mk.2」が標準モデルとなった。コントロールパーツに若干の変更が加えられたほか、スライドにはフロントセレーションが追加され、プラスチックカバー内の金属スライドも2ピースから1ピースとなりメンテナンス性が向上している。 2022年には「Mk.3 MRD」が登場。MRDはミニレッドドットサイトの略で、オプティクスレディとなっている。またシルエットが全体的に丸みを帯びていた過去バージョンと比べ、Mk.3では角ばったデザインとなったのが特徴である。 各種バリエーション †確認されているバリエーションは以下のとおり。銃本体にモデル名を区別する刻印などは無いようである。
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