ヘルシング / HELLSING †

　サー・インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング(インテグラ)と愉快な下僕達が送る、ホラータッチのバイオレンスアクション。
　「諸君、私は戦争が好きだ」という何ページにもわたる演説は、この作品を象徴する名台詞である。

　なお、作者自身が後書きで語るとおり、登場する銃の幾つかはウソ銃(“100万発入りのコスモガン”と呼称している)である。

・アーカードが使用する二種類の大型拳銃について

　弾頭は、.454カスールオートはランチェスター大聖堂の銀十字錫を溶かして製作された物を使用し、ジャッカルは法儀式済み水銀弾頭を使用している。13mm爆裂鉄鋼弾は.454カスール改造弾を使用しているが、13mm炸裂徹鋼弾はジャッカル専用弾との設定だ。
　エジェクションポートの位置は、.454カスールが右側で、ジャッカルが左側(それぞれの銃が、右手用-左手用と決まっているわけではないらしい)。
　.454カスールオートのスライドには｢Hellsing Arm 454 Casull｣、ジャッカルのスライドには｢Jesus Christ is in Heaven now(神は天に在り、世は全て事も無し)｣の刻印が施されている。　

　以上の設定は、作品のジャンルによって微妙に異なるので、完全に一致するものではない(｢鉄鋼弾｣が｢徹鋼弾｣になっている、エジェクションポートの位置が逆、トリガーガードの形状が異なる、刻印の文字が違っている等)。

原作漫画 †

CROSS FIRE

原作漫画の単行本1〜3巻の巻末に収録されたおまけ漫画。
本編に登場した「ヴァチカン法皇庁第13課特務局イスカリオテ機関」が主人公。
作者曰く、「HELLSINGの叩き台になった様なもの」。

TVアニメ版 †

　ストーリーは原作漫画と異なり、ファーガスン部隊長やインコグニートなどアニメ独自のキャラが登場する。原作にあったギャグ要素は完全に省かれ、ホラーに徹した演出がなされている（ただし次回予告は完全にギャクネタのみの嘘予告）。
　

OVA版 †

　原作漫画をより忠実にアニメ化したOVA版。幾度かの発売延期や二度の制作スタジオ変更を経ながら、足掛け約7年、全10巻で完結した。