US M18 “クレイモア”/ US M18 Claymore 【対人地雷】 †
ノーマン・A・マクラウドとエアロジェット社が共同開発した物を改良した、ベトナム戦争でアメリカ軍が使用し一躍有名になった指向性の対人地雷。名前のクレイモアとはスコットランド北部で使われていた大型の両刃剣に由来する。 放置型のトラップ(接近する物を無差別に殺傷)としての使用は、1999年から発効した対人地雷全面禁止条約の規制対象となる。ただしリモコン操作による場合ならば、目標をある程度判別できその分無差別殺傷の恐れが少ないため条約の規制対象にはならない。 なお余談だが、日本の陸上自衛隊では指向性の対車両地雷であるスウェーデン製のFordonsmina 13(FFV 013)をライセンス生産したものを採用しており、これはM18よりも大きさ・攻撃力共に大きい物となっている。採用当初は「指向性散弾」として採用していたが前述の通り、そのままでは禁止条約に抵触するため、2002年より指令/監視装置を併用し遠隔地より起爆できるようにした「障害2型」として配備されている。 フィクションでは従来の地雷との混同からか、単なるスイッチで起爆する爆弾として扱われることもある。ゲームにおいてはシステムの都合上か本来のワイヤー連動信管や遠隔起爆のものは少なく、センサー連動信管のものが多い。
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