バットマンシリーズ / Batman Series †
映画版 †
バットマン (原題 Batman) †
1989年、アメリカ映画
監督:ティム・バートン
・ストーリー
大富豪のブルース・ウェイン(マイケル・キートン)は表向きは一流企業の社長。しかし裏の顔は、ゴッサム・シティーのヒーロー”バットマン”として日夜悪と戦い続けていたのだ。
一方、ギャングのボスであるカール・グリソムの右腕で数々の悪事に手を染めている腕利きギャングのジャック・ネーピア(ジャック・ニコルソン)。グリソムを裏切ったことで罠に嵌められその際に起きたある事件のせいで醜い顔となったジャックは、自身を”ジョーカー”と名乗り、報復としてグリソムを殺害し新たなギャングのボスとなりゴッサム・シティーを恐怖のどん底に陥れようと画策する。
狂気の犯罪者から街を守るために、バットマンは単身戦いを挑むのだった―――。
バットマン リターンズ (原題 Batman Returns) †
1992年、アメリカ映画
監督:ティム・バートン
・ストーリー
ある雪の夜、裕福なコブルポット家に長男が誕生する。しかしそのあまりにも人間離れした姿と凶暴な性格のためにクリスマスの日に両親自らの手で下水道に捨てられてしまう。
それから33年後、クリスマスを迎えたゴッサム・シティーに謎のペンギン怪人のニュースが流れる中、突如凶悪なサーカス団が現れ襲撃を開始した。
バットマンの活躍により何とか撃退するも、街の名士で実業家のマックス・シュレック(クリストファー・ウォーケン)が誘拐されてしまう。サーカス団の黒幕であるペンギン(ダニー・デヴィート)はアジトである動物園で、自らの利益のために自分を利用しようとするシュレックと結託し表舞台への進出を画策。その為に邪魔な存在であるバットマンを始末しようとする。
バットマン フォーエヴァー (原題 Batman Forever) †
1995年、アメリカ映画
監督:ジョエル・シュマッカー
・ストーリー
不幸な出来事により、正義から悪へと転身したハービー・デント(トミー・リー・ジョーンズ)。左顔が焼けただれた通称"トゥーフェイス"と呼ばれるこの犯罪者は、もはや地方検事として活躍していた面影など全く残っていなかった。
ある日、トゥーフェイス一味はバットマンの正体を探るべくサーカス会場に押し入り殺戮ショーを仕掛けた。サーカス団員、ディック・グレイソン(クリス・オドネル)の活躍で観客に死傷者は出なかったものの、彼の家族は無残にも殺されてしまう。同じ会場にいたブルース・ウェイン(ヴァル・キルマー)は、失意に暮れるディックを引き取り、屋敷で暮らすように提案する。
一方のトゥーフェイスは、突如アジトを訪れた謎の怪人・リドラー(ジム・キャリー)と手を組み、ゴッサム・シティーの平和を脅かそうとしていた。
二人の犯罪者を相手に苦戦するバットマンの前にある協力者が現れるのだが、その正体は―――。
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲 (原題 Batman & Robin) †
1997年、アメリカ映画
監督:ジョエル・シュマッカー
・ストーリー
ある日、ゴッサム美術館をミスターフリーズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)と名乗る怪人がアイスホッケーの格好をした手下を引き連れ襲撃した。彼は二年前までビクター・フリーズ博士という名の優秀な科学者だったが実験中の事故で極低温下でしか生きられない体になってしまい、生存に必要な冷却スーツの燃料となるダイヤを求めて犯罪を繰り返していたのだ。
一方その頃、植物保護の研究をしていたパメラ・アイズリー博士(ユマ・サーマン)はマッドサイエンティストのジェイソン・ウッドルー博士(ジョン・グローバー)が連続殺人犯のアントニオ・ディエゴにスーパーソルジャー血清”VENOM(ベノム)”を注入し改造したスーパー兵士ベイン(ジープ・スウェンソン)を目撃した事により殺されかけるも妖艶な美女・ポイズン・アイビーとして復活。忠実な僕としてベインを率い自らが作り出した植物を使い、植物保護のために邪魔な人類を排除しようと企む。
両者は共通の敵であるバットマン(ジョージ・クルーニー)打倒のために手を組みゴッサム・シティーを危機に陥れる計画を開始する。
それを阻止すべく立ち向かうバットマンとロビンの前に新たなる戦士が現れる―――。
バットマン ビギンズ (原題 Batman Begins) †
2005年、アメリカ映画
監督:クリストファー・ノーラン
・ストーリー
幼い頃、目の前で両親を殺されたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、憎むべき悪を倒す術を求め世界各地を旅していた。そんな彼に転機が訪れる。ヘンリー・デュカード(リーアム・ニーソン)という謎の代理人の助言により、悪の根絶を目指す秘密結社≪影の同盟≫の一員に招かれたのだ。
7年後。荒れた街を再建するため、ブルースは故郷のゴッサム・シティーに帰ってくる。執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)、武器・装備担当のフォックス(モーガン・フリーマン)の助けを得て、犯罪撲滅のシンボル”バットマン”が誕生。街を牛耳るギャングのボスであるカーマイニ・ファルコーニ(トム・ウィルキンソン)を取り押さえるなど、目まぐるしい活躍ぶりを発揮する。
しかし、ファルコーニと裏で取引していた悪徳精神科医のジョナサン・クレイン博士(キリアン・マーフィ)、そしてクレインを陰で操るギャングとは比較もできない巨大な悪が、水面下で恐ろしい計画を進行していることに、バットマンはまだ気付いていなかった―――。
ダークナイト (原題 The Dark Knight) †
2008年、アメリカ映画
監督:クリストファー・ノーラン
・ストーリー
バットマン(クリスチャン・ベール)が、悪の魔の手からゴッサム・シティーを守ったのも束の間。精神病院から脱走したジョーカー(ヒース・レジャー)という新たな犯罪者が現れ、街は再び恐怖の渦に包まれる。
未来は閉ざされたと思われた矢先、何とバットマン以外にも悪に立ち向かう存在が現れた。新人地方検事のハービー・デント(アーロン・エッカート)だ。犯罪撲滅に燃える彼の姿を見て、次第に共感を覚えるブルース。仮面のヒーロー”バットマン”に対し、素顔のヒーローであるハービーに街の運命を託したいと考えるようになるのだった。
ジョーカーは彼らの血の滲む様な努力を他所に、バットマンの活躍に頭を悩ますマフィアの連合に、バットマンを殺すことを条件に無理やり取引を持ちかける。そして「バットマンがマスクを脱がなければ、市民を殺し続ける」とテレビで脅迫してきたのだ。
ジョーカーの理由無き破壊活動に、バットマンはこれまで以上に過酷な戦いを強いられるのだった―――。
ダークナイト ライジング (原題 The Dark Knight Rises) †
2012年、アメリカ映画
監督:クリストファー・ノーラン
・ストーリー
ゴッサムシティーを恐怖に陥れたジョーカー(ヒース・レジャー)の謀略から8年後。死亡したハービ・デント(アーロン・エッカート)の名を冠した新しい法律は、犯罪者たちを次々と刑務所へ送り込み、街は束の間の平和を手にしていた。その一方で、自らデント殺しの罪を被った“バットマン”ことブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、自警活動を自粛し、何年も自宅に籠もる日々。
しかし、ベイン(トム・ハーディ)という正体不明のテロリストがゴッサムシティーの襲撃を目論み、傭兵集団を率いて各所で暗躍しているという。バットマンとして復帰することに抵抗を抱いていたブルースだが、捜査中に負傷したゴードン市警本部長(ゲイリー・オールドマン)の「今こそ闇の騎士が必要だ」の言葉に、再び悪と戦うことを決意する―――。
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 (原題 Batman v Superman: Dawn of Justice) †
2016年、アメリカ映画
監督:ザック・スナイダー
項目参照
アニメ版 †
バットマン ゴッサムナイト (原題 Batman: Gotham Knight) †
2008年、OVA
日本のアニメスタジオがアニメーション制作を手掛けたオムニバス作品。