マチェーテ / Machete †
マチェーテ (原題:Machete) †
2010年、アメリカ映画
監督:ロバート・ロドリゲス&イーサン・マニキス
・ストーリー
メキシコの連邦保安官・マチェーテ(ダニー・トレホ)は、麻薬王・トーレス(スティーヴン・セガール)の罠にはまり瀕死の重傷を負う。
数年後、かろうじて生き延びたマチェーテは日雇い労働者として過ごしていた。ある日、ブース(ジェフ・フェイヒー)と名乗る男から、不法移民排除を訴えるマクラフリン上院議員(ロバート・デ・ニーロ)の暗殺依頼を受ける。渋々依頼を受け狙撃ポイントへ向かうが、そこには別の狙撃者がおり、上院議員が撃たれてしまう。マチェーテも撃たれてしまい、挙句の果てに上院議員の狙撃犯に仕立て上げられてしまった―――
・作品解説
もとは『グラインドハウス』のフェイクトレーラー(偽予告)の一つだったが、その後単体の映画作品として制作された。基本的なストーリーは変わらないが、一部の登場人物の配役変更・新キャラの登場などが見られる。
長らくロドリゲス作品の脇役を務めてきたダニー・トレホの初主演作であり、共演者も『沈黙シリーズ』のスティーヴン・セガール、『特捜刑事マイアミ・バイス』のドン・ジョンソン、名優ロバート・デ・ニーロ……など豪華な顔ぶれである。
なお全く銃とは関係ない話だが、主人公の名前の由来であるマチェーテとは元に木の枝を切るための刃物でありこれを使っての殺陣が本作の魅力の一つである。
マチェーテ・キルズ (原題:Machete Kills) †
2013年、アメリカ映画
監督:ロバート・ロドリゲス
麻薬取引の捜査の途中、サルタナ(ジェシカ・アルバ)殺しの冤罪で逮捕されたマチェーテ(ダニー・トレホ)は、アメリカ大統領・ラスコック(チャーリー・シーン)によって助けられ交換条件として革命家マルコス・メンデス(デミアン・ビチル)の捜索を命ぜられる。
政府のエージェントであるブランカ・バスケス(アンバー・ハード)のサポートでメンデスを捕えることに成功したマチェーテだったが奪還を狙うメンデスの手下たち、さらにメンデスの首にかけられた懸賞金を狙って次々と殺し屋たちが襲い掛かる―――
・作品解説
前作がヒットしたことで制作された続編であり、主人公のマチェーテを始め何人かの登場人物が引き続き出演している。
本作では007やSF映画を思わせる架空の武器や下ネタギャグのシーンなど、社会問題をテーマに取り入れた前作とはかなり作風が異なり荒唐無稽な内容となっているのが特徴である。
なお前作同様に本作の共演者も『マッドマックス』『リーサル・ウェポン』のメル・ギブソンに最近はスキャンダルで有名なチャーリー・シーン、日本でも知名度が高い歌手のレディー・ガガ、ロバート・ロドリゲス監督作品の常連アントニオ・バンデラス……など豪華な顔ぶれである。