フルメタル・パニック！

　時は1998年。崩壊した国家が存在し、巨大人型兵器が闊歩する、我々の現実に近いながらも微妙にずれた世界。そこでは“ウィスパード”と呼ばれる人々を巡る戦いが、水面下で繰り広げられていた。
　いずれの国家にも属さない極秘組織"ミスリル"に所属する兵士、相良宗介は、ある日上官から“ある人物”の護衛を命じられる。
　その護衛対象は――東京都内の公立高校に通う女子高生千鳥かなめ。
　任務ということでやむを得ず東京へ高校生として向かう宗介だが、彼は幼少期より世界中の戦場で育ったため、平和な世界(=日本)での常識を全く欠き、転校した高校では様々なトラブルを巻き起こしてしまう。

　ライトノベルの人気作の一つで、学園コメディorＳＦミリタリーロボットアクション小説。
　相良宗介と千鳥かなめの絶妙な夫婦漫才のようなやり取りに加え巨大人型兵器「アームスレイブ」同士の戦いと普通のロボットものでも学園ものでもない作品。
　原作における銃器描写はごく簡潔で、固有名が出ることも少ない。とはいえ挿絵と劇中での使用状況、作者のコメントなどからかなりの推測が可能である。

　アニメ化は3度もされておりバンプレストの人気ロボットゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」にも参戦している。

小説

小説 長編(富士見ファンタジア文庫)

小説 短編(富士見ファンタジア文庫) †

漫画

フルメタル・パニック！Σ (ドラゴンエイジ連載)

いきなり!フルメタル・パニック!(月刊ドラゴンJr連載）

　オリジナルストーリーのギャグ漫画で宗助の戦争ボケが更に酷くなってる。

フルメタル・パニック! SURPLUS

　「九龍門（カオルーンゲイト）」編のコミック版で、原作と比べると多少差違がある。

アニメ

フルメタル・パニック！(制作；GONZO)

フルメタル・パニック？ふもっふ(制作；京都アニメーション)

フルメタル・パニック！The Second Raid(制作；京都アニメーション)

フルメタル・パニック！ Invisible Victory(2018 製作：XEBEC)

その他

カラフルウインド(画集)