グラインドハウス / Grindhouse

　ロバート・ロドリゲスとクエンティン・タランティーノの両監督が、愛してやまないB級映画をテーマに制作するプロジェクト「グラインドハウス」。映画館で上映しているという設定なので、途中関係のないCMやフェイク予告編が流れる。
　日本では『プラネット・テラー in グラインドハウス』、『デス・プルーフ in グラインドハウス』というよう独立して上映されたが、本国アメリカではフェイク予告編4本を含めまとめて上映された。

プラネット・テラー / Planet Terror

・ストーリー
　テキサスの片田舎にある、見捨てられた軍事基地。そこではマルドゥーン中尉（ブルース・ウィリス）率いる米軍部隊と科学者たちが生物兵器の取引をしていた。しかし被験体のゾンビが脱走、おまけに取引決裂のもつれでバイオハザードが発生。結果、ゾンビが町の人々を襲い始めてしまう。
　ゴーゴーダンサーとして働くチェリー（ローズ・マッゴーワン）もゾンビによる被害者の一人。恋人のレイ（フレディ・ロドリゲス）が銃でゾンビを撃退し一命を取り留めるも、右足を食いちぎられてしまった。
　意識不明のチェリーは病院に搬送されるが、不法に銃を所持していたレイは、ホーグ保安官（マイケル･ビーン）に連行されてしまう。だが事務所で事情聴取を受けていると、突如ゾンビが襲撃。保安官たちと共同戦線を張ったレイは、病院からチェリーを救出し、ホーグ保安官の兄・J.T.（ジェフ・フェイヒー）が経営するバーベキュー店に逃げるのだったが―――。

デス・プルーフ / Death Proof

・ストーリー
　自称スタントマンのマイク（カート･ラッセル）は、耐死仕様の改造車を使用し、若い女性を殺害することに悦びを感じる危険な男。まさか車を凶器にするとは誰も考えないため、警察にも捕まらない。
　しかし、マイクの魔の手に屈せず、遂に反撃に転じる女性達が現れる―――。

マチェーテ / Machete

・作品解説
　フェイク予告編の一つ。ロドリゲス作品で常連のダニー・トレホが主役を演じている。
　2010年には単体の映画作品として制作された。

ナチ親衛隊の狼女 / Werewolf Women of the SS

・作品解説
　フェイク予告編の一つ。