力王 †
鷹匠政彦,猿渡哲也
集英社、ビジネスジャンプ
・ストーリー
199X年の東京。不況による犯罪者の増加により、囚人を安価な労働力として扱うという逆転の発想で5年前に国策によりJP(ジャパン・プリズン・インダストリー/日本刑務所産業)として民営化されたJP国分刑務所に、一人の囚人が収監される。
男の名は雑賀力王・初犯・21歳。一年前に横浜市黄金町のドヤ街で、手配師の仕事をしていた港南組幹部・桑原に下半身マヒの重傷を負わせた罪で懲役三年の判決を受けこの刑務所に送られたのだった。
素手で人体を破壊するほどの怪力と体に五発の銃弾を浴びても何事もないほどの強靭な肉体を持ち、右手の甲には六芒星のアザがあるあまりにも謎めいた人物。
実は、彼はある者が『神の計画』を実現するために生み出された存在だった…。