ブローバック / Blowback

 弾丸発射時に銃身内に発生する燃焼ガスの圧力と反動を利用してスライド(ボルト)を後退させる事により、チャンバー内に残った空薬莢を排出し、次の弾丸を薬室に装填させる作動方式。
 一般に、単に「ブローバック」と言う場合は、リコイルスプリングの力とスライド自身の重量だけで反動を支えるシンプル(ストレート)・ブローバック方式の事を指す。
 また、単純なブローバックに、発射ガスの圧力が下がるまでスライド(ボルト)の後退を一瞬遅らせる機構を備えたものを「ディレード・ブローバック(delayed blowback)」と呼ぶ。

 短機関銃の場合はボルトを重く設計する事によって、9mmパラベラム弾.45ACP弾などの強力な弾薬もシンプル・ブローバックで発射する事が出来る。しかし、自動拳銃の場合*1はスライド重量の増加やリコイルスプリングの強化に限界があるため、.380ACP弾よりも強力な弾薬を使用する場合にはショートリコイルやディレード・ブローバックが採用される事が多い。

 また、ボルトが後退する反動を抑えるためにリコイルスプリングを強化してしまうと、ボルトの前進速度が上がって連射速度が速くなってしまい、今度はフルオート射撃時の跳ね上がりを抑えるのが困難となってしまうというジレンマを持つ。

 


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  • HKP7やステアーGBみたいに、ガス・ディレード・ブローバックのピストルっていまいち商業的には上手くいかない傾向があるけど、設計が良くないだけで作動方式そのものが他のブローバックに劣ってる訳ではないんじゃないと思うんだがどうなんだろう -- 2016-06-03 (金) 03:21:40
  • GBもP7同様、精度やリコイルの軽さはトライアル時に評価されてるんだよね。しかし整備の難易度が高いのと、ディレードブローバックの構造的な欠点としてガスが遅くなって(冷却されて)から排出される関係で、一発撃つと視界が悪くなる問題もあるらしい。何にせよ、大多数のユーザにとって拳銃には耐久性以外の性能はそこまで求められてないというのが大きいんだろうね。 -- 2016-06-07 (火) 16:03:04
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*1 ウージーピストルのような短機関銃の民間用セミオートオンリーバージョンは除く

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Last-modified: 2016-04-13 (水) 00:04:24 (1317d)