アイアムアヒーロー †
小学館、花沢健吾
・ストーリー
主人公・鈴木英雄(すずきひでお)は35歳の冴えない漫画家。デビュー作は連載開始後半年で打ち切られ借金も背負い、アシスタントをしながら再デビューを目指していた。
その一方、社会では2009年のゴールデンウィークシーズンを前にして、不穏な兆候を示す出来事が相次いで起こっていた。
日本を含む世界中で多発する噛みつき事件、町に増えていく警官達。厚労相の入院と入院先での謎の銃撃戦...
そしてある日、平穏な日常は思いもよらない形で崩壊を始める。
英雄の眼前で繰り広げられるのは周囲の人間が後にZQN(ゾキュン)とも呼ばれるゾンビのような食人鬼と化す謎の奇病が蔓延し、彼らに噛まれた者もまた感染者となり次々と増えていく悪夢のような光景だった。
恋人も仕事仲間も犠牲となり世界がパニックと秩序崩壊へと覆われるパンデミックの中、英雄は果たして(英雄(えいゆう)=)ヒーローとなりえるのか