バビロンA.D. / Babylon A.D.
2008年、アメリカ・フランス合作映画
監督:マチュー・カソヴィッツ
原作:モーリス・G・ダンテック
・ストーリー
絶えることのない戦争・紛争の影響で荒廃した、そう遠くない未来。新セルビアの古びたアパートに暮らす傭兵のトーロップ(ヴィン・ディーゼル)は、テロリストとして指名手配を受け故郷のアメリカに帰れずに虚しい日々を過ごしていた。
もはや生き甲斐すら感じられないそんなある日、マフィアのゴルスキー(ジェラール・ドパルデュー)がきな臭い仕事を持ちかけてきた。「ある娘を6日間でアメリカに運んで欲しい」.....50万ドルの報酬と、アメリカに入国可能なパスポートに惹かれたトーロップは、この仕事を最後に傭兵稼業から退こうと考えた。仕事を引き受けたトーロップは、モンゴルの修道院で’荷物’である娘・オーロラ(メラニー・ティエリー)と付添い人であるシスター・レベッカ(ミシェル・ヨー)に面会する。一度も外界に触れず、修道院で閉鎖的な生活をしてきたオーロラに、何か普通ではない雰囲気を感じるトーロップ。
かくして遠く離れたアメリカへ向けて、3人の無謀な旅が始まるのだった―――。