他惑星の生物を狩る習性を持つ宇宙生物、プレデターと人間との戦いを描くSFアクションホラーシリーズ。2010年には3作目に当たる「プレデターズ」が公開された。2004年にはエイリアンとプレデターが戦うという内容の「エイリアンVS.プレデター」が公開。2007年末に続編の「エイリアンVS.プレデター2」が米、日で公開され、2018年には4作目の「ザ・プレデター」が公開された。
・ストーリー
1987年夏、南米で政府の重要人物である大臣がゲリラに拉致された。その人物の救出をかつての戦友ディロンから依頼されたダッチたちレスキューチームはディロンとともにゲリラのアジトを目指しジャングルに潜入を開始するが、彼らを宇宙からやってきた凶暴なエイリアン、「プレデター」が狙っていた―――
・作品解説
「見えない恐怖」というホラー映画の王道を行きながらも、それまでの単なるモンスターとは異なる、「ビーム砲などハイテク兵器で武装した、獰猛だが知性的なエイリアン」という新たなクリーチャーを生み出した傑作。(ほとんど通用しないものの)現用の軍用銃火器でエイリアンと戦うというプロットも新鮮だった。
携行型ガトリングガン(GE M134)のスクリーン初登場もこの作品("無痛ガン-painless gun-"の呼称もこの作品が初)。ただし、この映画での「フォアグリップ」形式はかなり持ち運びがつらかったようで、後の『ターミネーター2』などでは上からハンドルでつり下げる形が採られている。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
ダッチ・シェイファー少佐 | M16 (SP1) | M203風に製作したプロップガン装着 A2タイプのハンドガード装着 スリング装着 ゲリラ基地での戦闘時には鈍器として使用したことも |
IMI デザートイーグル | サイドアーム ホルスターに携帯(未使用) | |
US M67破片手榴弾 | 複数所持 ゲリラ基地での戦闘時に使用 | |
ジョージ・ディロン | H&K HK94A3 | A3初期型のハンドガード HK94のコンバージョンプロップガン スリング装着 |
M1911A1 | サイドアーム ホルスターに携帯(未使用) | |
US M67破片手榴弾 | 所持のみ | |
ビリー・ソール | M16 (SP1) | A2タイプのハンドガード装着 ハンドガード下部に、ストック?を取り外したM500装着 スリング装着 |
IMI デザートイーグル | サイドアーム ホルスターに携帯(未使用) | |
US M67破片手榴弾 | ゲリラ基地での戦闘時に使用 | |
マック・エリオット軍曹 | サコー M60E4 | スリング装着 |
IMI デザートイーグル | サイドアーム ホルスターに携帯(未使用) | |
GE M134 | 中盤のジャングル内で使用 ブレインの銃を使用 | |
US M18 | ゲリラ部隊の物を解除する他、中盤のジャングル内で設置する | |
US M67破片手榴弾 | 所持のみ | |
H&K HK94A3 | ブレインの物 | |
ブレイン・クーパー | GE M134 | “無痛銃(ペインレスガン)”と呼称 M60から流用したハンドガード装着 スリング装着 |
H&K HK94A3 | A3初期型のハンドガード HK94のコンバージョンプロップガン スリング装着 | |
ホルヘ・ラミレス(ポンチョ) | H&K HK94A3 | A3初期型のハンドガード HK94のコンバージョンプロップガン スリング装着 |
37mmグレネードランチャー | 映画オリジナルプロップガン*1 アーウェン37に似ている | |
IMI デザートイーグル | サイドアーム ホルスターに携帯(未使用) | |
リック・ホーキンス | H&K HK94 | A3初期型のハンドガード HK94のコンバージョンプロップガン 二挺撃ち時もあり スリング装着 |
IMI デザートイーグル | サイドアーム ホルスターに携帯(未使用) | |
アンナ・ゴンザルベス | ワルサー PP | 発砲出来ず |
H&K HK94A3 | ポンチョの物を使用 | |
ソ連軍将校 | ワルサー PP | 捕虜殺害時に使用 |
ゲリラ部隊 | AKM | ゲリラ基地での戦闘時で登場 スリング装着 |
AK47 | 上記と同じで一部の兵士が使用 スリング装着 | |
M72 LAW | 上記と同じで一部の兵士が使用 | |
バルメ M78 | スリング装着 一部はスケルトンストック?装着 | |
US M18 | トラップ用 マックに解除される |
・ストーリー
1997年夏の昼間、アメリカ、LAでは警官隊と麻薬王レイモン率いるコロンビア系麻薬組織スコルピオ団の激しい銃撃戦が展開されていた。刑事であるハリガンは仲間と共にアジトに踏み込むが、すでにスコルピオ団は姿の見えない何者かに惨殺されていた。謎の殺戮者はスコルピオと対立するキングウィリー率いるジャマイカ系麻薬組織ブードゥー団、さらにはハリガンの同僚までも次々と血祭りに上げていく。ハリガン達は調査局のピーター・J・キースによる圧力をかわしながら犯人の捜査を進めていくが、その正体は10年前、軍の特殊部隊を壊滅させたプレデターの同種だった。
―――
・作品解説
熱帯雨林からコンクリートジャングルに舞台を移し、シリーズ中、最も派手な銃撃戦が繰り広げられる一編。しかし、やっぱり銃ではほとんどプレデターに対抗できないのもお約束。今作のプレデターは折り畳み式の槍やフリスビー型の刃物などの新兵器を使用。これらは後のシリーズでも登場しプレデターの定番装備となっていく。
悪役(脇役?)が第1作の共産ゲリラから、南米麻薬組織に移り変わっているところに、'80〜90年代の時代の変化を感じさせる。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
マイケル・R・ハリガン警部補 | IMI デザートイーグル | シルバーモデル レーザーサイト装着 |
ベネリ M1 スーパー90 | ソードオフ レーザーサイト装着 | |
コルト XM177 | M203装着 精肉処理場で使用 | |
AMT ハードボーラー | ロングスライド,車のトランク内に保管 「小さすぎる」と使用せず | |
ダニー・アーチュレッタ | SW M645 | タクティカルライト装着 |
レオナ・カントゥレル | シグザウエル P228 | レーザーサイト装着 |
ジェリー・ランバート | シグザウエル P226 | シルバーモデル レーザーサイト装着 |
スコルピオ団 | ステアー AUGA1 | 冒頭の銃撃戦で使用 スリング装着 |
IMI マイクロウージー | シルバーモデル 二挺撃ち 冒頭の銃撃戦で使用 | |
H&K G3 | 冒頭の銃撃戦で使用 | |
サコー M60 | 発砲無し | |
バレット M82 | ||
レイ M500 | アイバージョンソン AMAC-1500かも? 発砲無し | |
グレネードランチャー | 形式不明 | |
ゴールド・トゥース | S&W M66 | 金メッキ加工 二挺拳銃 |
ブードゥー団 | スタームルガー AC556 | スコルピオ襲撃時に使用 スリング装着 |
フランキ LF57 | スコルピオ襲撃時に使用 | |
警官隊 | H&K HK94A3 | A3初期型のハンドガード HK94のコンバージョンプロップガン 冒頭の銃撃戦で使用 スリング装着 |
H&K G3 | 冒頭の銃撃戦で使用 | |
フランキ スパス15 | ||
コルト M16A2 | 発砲なし スリング装着 | |
ステアー AUGA1 | ||
マーベリック M88 | 発砲なし | |
ブライアン | IMI ウージー | 赤い色の玩具 |
地下鉄の乗客 | S&W M66 | 2.5インチ |
地下鉄のチンピラ | DW ダン・ウェッソンリボルバー | .357Magnum 6インチバレル シルバーモデル |
プレデター捕獲部隊 (キースの部下) | マズライト MZ14 | 二挺撃ちの者もあり 精肉処理場で使用 |
コルト XM177 | 精肉処理場で使用 | |
サコー M60 | 精肉処理場で使用 スリング装着 | |
フランキ スパス12 | 精肉処理場で使用 | |
ガーバー | マーベリック M88 | 発砲なし |
ハリガンの車のトランク内 | AMT ハードボーラー | トランク内に保管 ハードボーラーはロングスライド コマンドーはレーザーサイト装着 P228はニッケルメッキモデル M66は2.5インチ・スナフノーズ |
コルト コマンドー | ||
シグザウエル P228 | ||
S&W M66 | ||
ベネリ M1 スーパー90 |
・ストーリー
ある日、傭兵であるロイスは突然どこかも分からない熱帯雨林地域にパラシュートで降下させられる。彼が意識を取り戻し、周囲を探索すると同じように降下してきた人物ら7人と合流。彼らはそれぞれ軍人、用心棒、特殊工作員、ヤクザ、強姦殺人犯の死刑囚などロイスと同じく様々な「殺し」をしてきた人物らであった。
8人のメンバーは周囲を探索するうちに自分たちが降下していた場所が地球とは全く違う惑星であること、そしてこの場所で何者かが『狩り』を行っていることに気づく。
何とか地球に帰還する方法を探ろうと自分らを狩る者、プレデターとの戦いに赴く―――
・作品解説
舞台を地球外の惑星に移し、プレデターの狩り場に放り込まれた人間たちの戦いを描く。
1作目におけるエピソードを知る人物が登場するなど、正式な続編作品である。
過去の作品と違い、戦闘に参加する人間側の業種が統一されていないため、個性的な装備となっている。
なお、携行型ガトリングガン(GE M134)が再び登場するが所持している人物はなぜかスペツナズ所属のロシア軍人役である。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
ロイス | MPS AA-12 | 迷彩パターンはUCP 銃身に上下タイプのマウントレール装着 シュアファイア製タクティカルライト付きフォアグリップ装着 32連ドラムマガジン スリング装着 |
1911 | サイドアーム UCP風のグリップパネル ホルスターから抜かないため、その他の特徴は確認できず ホットトイズ製1/6フィギュア付属の銃ではカスタムモデル*2 | |
照明弾ピストル | 隠れ家でノーランドの私物を借用 | |
US MkII手榴弾 | 隠れ家でノーランドの私物を借用 トラップとして使用 | |
イザベル | シグブレーザー R93 | ELCAN製デジタルスコープ装着 バイポッド装着 スリング装着 |
H&K HK45 | サイドアーム コンペンセイター装着 | |
ニコライ | GE M134 | 個人携行用モデル 弾薬入りのバックパックからベルト給弾 |
TT33 トカレフ | サイドアーム | |
US M18 | 隠れ家でノーランドの私物を借用 | |
US MkII手榴弾 | ||
ハンゾー | ベレッタ 92FS Inox | コンペンセイター装着 |
クッチーロ | H&K MP5K | フォアグリップに装飾品を被せてある 二挺撃ち スリング装着 |
コルト コマンドー | サイドアーム ニッケルメッキ加工 エングレーブ仕様 | |
モンバサ | AKMS | スリング装着 |
コルト M1911A1 | スタンズに突きつける | |
米陸軍特殊部隊員 | コルト M1911A1 | 弾切れ状態で所持 |
エイリアンの項を参照。
エイリアンの項を参照。
・ストーリー
レンジャー部隊出身で凄腕のカウンタースナイパーのマッケナ大尉は、メキシコでの作戦行動中に墜落する宇宙船を目撃。その残骸から銀色のマスクやガントレットなど謎の装備を手に入れる。その直後に姿の見えない正体不明の敵から攻撃を受けるも、ガントレットから発射された円盤により九死に一生を得た彼は息子のローリーにそれを郵送するも、そのことが原因でアメリカ政府、更にはプレデターに狙われる羽目になる。
その後マッケナはスタークウェザーダムにある秘密研究所に送られる途中で脱走するプレデターを目撃し、同じバスに乗っていたネブラスカら軍規違反を犯した囚人達や、プレデターの襲撃から命からがら逃げだした進化生物学の第一人者・ブラケット博士と共にその行方を追うが―――
・作品解説
「プレデター」と「プレデター2」の続編で、劇中でそのことに言及される他、『プレデター』という名称が初めて登場する作品である。一作目でホーキンスを演じたシェーン・ブラックが監督。なお劇中では円盤で人体が真っ二つになり内臓が飛び出すなどの残虐描写があるためR15指定になっている。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
クイン・マッケナ大尉 | レミントンM40A5? | 葉っぱなどカモフラージュ用の装飾が施されている ダットサイト装着 |
FN FNX-45 | TANカラー サイドアーム | |
シグザウエル P226 | 冒頭のバーで所持 | |
モスバーグ M500 | ネブラスカが奪った物 | |
コルト M4 | マウントレール仕様 スコープ装着 スリング装着 | |
ミルコー MGL | ネブラスカから渡される | |
H&K MP5A1 | − | |
グロック 17 | トレーガーの部下から奪う | |
ケイシー・ブラケット博士 | モスバーグ M500 | ネブラスカが奪った物 発砲なし |
H&K MP5A1 | − | |
US M67破片手榴弾 | プレデタードッグが吐き出した物を使用 | |
コルト M4 | マウントレール仕様 スコープ装着 M203装着 | |
ウィル・トレーガー | グロック 17 | − |
プレデター“1号” | シグ SG552 | 兵士から奪って使用 |
ネブラスカ・ウィリアムズ “ゲイロード” | モスバーグ M500 | 警備の兵士の物を奪う |
CZ スコーピオン EVO3 | ||
ミルコー MGL | スリング装着 | |
H&K G36K | トレーガーの部下から奪う 鈍器として使用 | |
コイル | ベレッタ M92 | − |
リンチ | H&K G3 | スリング装着 |
バクスリー | ベレッタ M92 | − |
H&K MP7 | ダットサイト装着 | |
ネトルズ | H&K MP5A1 | スリング装着 |
デュプリー | コルト M4 | スコープ装着 タクティカルライト装着 フォアグリップ装着 |
研究所の警備の兵士 | シグ SG552 | ホロサイト装着 |
バスの警備の兵士 | モスバーグ M500 | ピストルグリップ 発砲なし |
アメリカ陸軍兵士 | FX-05シウコアトル? | − |
トレーガーの部下 | シグ SG552 | タクティカルライト装着 ホロサイト装着 |
H&K G36K | タクティカルライト装着 スリング装着 | |
H&K MP7 | スリング装着 | |
TDI クリス スーパーV | Eotech製ホロサイト装着 スリング装着 | |
グロック 17 | − |
第2作。序盤でブードゥー団、終盤でハリガンに向かって;
“Shit happens.”
(災難だとあきらめな)
無口な(?)プレデターには珍しい決めゼリフ。元々はブードゥー団がスコルピオのボスを殺害するときに言い放ったセリフの口まね。気に入ったのか、作中2回も口にしている。
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