プロップガン / Prop Gun †主に映画やドラマなどの撮影時に使用する模造・改造銃器のことを指す。「プロップ」とは映画などの小道具のことで、「ステージガン(Stage Gun)」とも呼ばれる。実銃ベースに限らず、SFガジェットのような形だけの模型であるものも含む。 基本的に実銃を使用する発砲シーンの撮影では、銃口に増炎器をねじ込み、ガンパウダーの代わりにフラッシュパウダーを詰めた空包を使用する。そのため、プロップガンは空包射撃が行ないやすいように機関部を改造している。具体的には以下のような改造法がある。 ・ストレートブローバックの場合 ・ディレードブローバックの場合 また、サイレンサーなどは法的な問題をクリアするため、減音機能を除外している。 その他、戦争映画などで発砲はしないが1カットで大量の銃が登場するシーンや、ホルスターなどにしまったままで格闘アクションを行なう場合には、暴発しないように機関部を溶接してしまったり、ハンマーなど一部部品を削ぎ落とした無稼働銃やトイガン、ゴム製のダミーなどを用いることが多い。 日本のように銃規制が厳しく実銃が使用できない(あるいは困難な)撮影地の場合、あるいはインディーズ作品やビデオ映画などの低予算作品では、発砲炎や排莢だけを行うギミックを組み込んだモデルガン、または無稼動実銃やほぼ無改造のモデルガンないしエアソフトガンを用いて撮影を行ない、発射炎や排莢をCGで合成することもある。 最新の10件を表示しています。 コメントページを参照
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