H&K HK45【自動拳銃】 † H&K社が2007年に発表した自動拳銃。 公式には、2005年よりU.S.SOCOM(アメリカ特殊作戦軍)が行った、M9の後継拳銃を選定するJCPP(Joint Combat Pistol Program)トライアルのために開発されたということだが、ヴィッカーズ氏へのインタビューによると同銃の開発中にJCPPがスタートした、というのが実際であるらしい。 角の切り落とされたスライド、交換可能なバックストラップ、ピカティニー規格のアンダーマウントレール、操作系のアンビ化など、基本的なスタイルはP2000のものを踏襲している。3ドットの描かれたロープロファイルタイプのフロント/リアサイトも同様である。 トライアル提出時のプロトタイプでは、外観はP2000同様の意匠となっていたが、販売モデルではP2000の上位モデルに当たるP30タイプの意匠に変更された。P30由来のグリップチャンネルの稜線に沿って格子状にカーブラインが施されたデザインは「スパイダーマングリップ」と呼ばれている。 バリエーションとしてはコンパクトタイプのHK45C(コンパクト)や、サイレンサーを装着するためのネジ切りがされたHK45T(タクティカル)が存在する。HK45Cはプロトタイプのものに近いP2000タイプの意匠の外観となっている。HK45Cは「Mk.24 Mod.0」の名称で米海軍SEALに採用されており、そのMk.24仕様を踏襲したHK45CT(右写真参照)も存在する。 ちなみにHK45とHK45Cは、P2000とP30のバリアントにない、.45口径モデルに相当する製品ともなっている。
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