マーベリック M88ブルパップ / Maverick 88 Bullpup 【散弾銃】 †![]()
アメリカのマーベリック・アームズ社が生産・販売していたブルパップ型散弾銃。元はアメリカのモスバーグ社が1986年に発売したM500のブルパップ化モデル『M500ブルパップ・ショットガン』で、その後マーベリック・アームズ社へと生産が移行され、『マーベリック 88 ブルパップ ライオット・ショットガン』の名称で販売されたという経緯がある。 1990年代に日本のKHCから、同銃のエアソフトガンが販売されて人気を博したことから、当時からの日本のガンファンの間ではマーベリック M88と言えばブルパップという印象が強いが、マーベリック M88は以前からマーベリック・アームズが生産していたモスバーグM500の廉価版で、もともとスタンダードな構成の散弾銃である。マーベリック・アームズがM500ブルパップ・ショットガンの生産・販売を移譲された際に、自社製品のブランド名に改めたもの。 外装にポリマー部品を多用しているだけでなく、キャリングハンドルやコッキングにも使用するフォアグリップが装着され、M500とは外見がかなり異なっている。ただし、主要なメカニズムはM500の物をそのまま移植しているので、作動はオーソドックスなポンプアクション。SPAS12などのようなオートローディング機構はなく、マガジンも即時交換不可のチューブ式である。また、ショットガンとしては珍しくグリップセイフティが設けられている。 元々は警察など治安機関向けに開発され、全長を短くしてパトカーの車内などから迅速に取り出せるようにブルパップ化した銃だった。しかし、隠し持ちやすいので、犯罪者の手に渡れば逆に大きな脅威となる。
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