FN FNP 【自動拳銃】 †
「FNP」は、FN社が2003年に発表した、ポリマーフレームピストル。同社が2000年に発表した「フォーティ・ナイン(Forty-Nine)」を祖とする拳銃である。 原型となったフォーティ・ナインが、グロックに似た変則ダブルアクショントリガー・ストライカー撃発方式のポリマーフレームオートであったのに対し、FNPは露出ハンマー方式のオーソドックスな撃発メカニズムを採用し、ダブル/シングル兼用のトリガーアクションをもつ。エルゴノミクスデザインを採用し、デコッカーを兼ねたマニュアルセイフティとマガジンリリースボタンはアンビ仕様。アクセサリーレールの有無も選択可。グリップはバックストラップ交換式で、好みに合わせてグリップの太さが変えられる。 2010年には、FNPの後継となる「FNX」が発表された。アメリカ軍の次期制式サイドアームトライアル(JCCP)に参加した過程で開発された「FNP-45 JCP」からのフィードバックから生まれた拳銃だが、この名称はアメリカ市場向けのもので、ヨーロッパ市場ではFNXではなく、FNPの名称を引き継いで販売される模様だ。 ちなみに、大元であるフォーティ・ナインは、2008年にすでに生産終了となっていたが、2011年にはFNXをベースにしたストライカー方式の「FNS*1」が登場している。
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