コルト M1855 リボルビングライフル/ Colt Model 1855 Revolving Rifle【小銃】 †
M1855リボルビングライフルは、コルト社が自社のM1855サイドハンマー・ポケットリボルバー(コルト・ルート)をベースに開発したリボルビングライフルである。リボルビングライフルとは、回転式拳銃と同様のシリンダーによる連発機構を備えた小銃である。1836年にサミュエル・コルト氏自身が設計し、合衆国政府に採用されたコルト・リングレバーライフル*1を初めとして様々なモデルが製造された。 1855年、コルト社は複数の銃身長・口径を持つパーカッション式リボルビングライフルを開発する。リボルバー機構自体は、シリンダー後部のニップルや銃身下部のローディングレバーなど、口径が異なるもののベースとなったM1855とほぼ同様である。カービンモデルや、銃剣が装着可能なモデル、10ゲージ散弾銃モデルも存在する。 当時はまだ薬莢式弾薬が普及していなかったため、リボルバーより連射性の高い銃は存在せず、戦場で多く活躍した。しかし薬莢式弾薬の登場後は装填速度や安全性の問題から、1860年代以降普及する内蔵マガジン給弾式のレバーアクションライフルには勝てず衰退した。
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