RDI ストライカー / RDI Striker 【散弾銃】 †
南アフリカのRDI(Reutech Defense Industries)社が製造していた、回転式散弾銃。ストリートスイーパー、ストライカー12などの呼び名もあるが、これらは後にアメリカで販売された別メーカー製クローンの製品名である。 最大の特徴はドラム状のロータリーシリンダーであり、コンパクトながら12発もの装弾数を持つ*1。巨大な弾倉を回転させるためドラム内に手動巻き上げ式のゼンマイを内蔵するが、構造は回転式拳銃のシリンダーそのものであり、内部は薬室を兼ね、ダブルアクションのトリガーによって撃発する。 1989年には、手動巻きゼンマイを排してダブルアクショントリガーの操作によって弾倉を回転させる仕組みと、自動排莢機構を追加した改良型の「プロテクタ」が開発された。 アメリカの民間市場では、先述のストリートスイーパーやストライカー12といったクローンが製造販売されたが、手動巻きゼンマイやトリガー操作ではなく、フォアグリップを固定されたバレルジャケットごと30度右側に捻じって戻す操作で弾倉をシェル一発分回転させる機構としたモデルも作られた。これには「捻り」動作で排莢も同時に行うものと、排莢自体は発砲時に自動で行われるものが存在する。 2014年現在は、アメリカのペン・アームズ(Penn Arms)社が製造権を得て、大型のマズル・コンペンセイターを備えるなどの一部改良を加えたモデルを生産・販売している。
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