ジュラシック・パーク / Jurassic Park †
マイケル・クライトンの小説をスティーブン・スピルバーグが映画化した作品。全部で6作品が製作されている。
ジュラシック・パーク (原題 Jurassic Park) †
1993年、アメリカ映画
監督:スティーブン・スピルバーグ
・ストーリー
古生物学者のグラント博士(サム・ニール)はハモンド財団の援助の下、恐竜の化石の発掘調査を行っていた。ある日、財団創立者のジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー)から、コスタリカ沖のイスラ・ヌブラー島に建設したテーマパークの視察ツアーに参加するように要請される。
ジュラ紀から白亜紀の世界を再現した、島全体がテーマパークである”ジュラシック・パーク”最大の目玉は、生きた恐竜だ。パークを運営・管理するインジェン社の研究者たちは、古代の蚊が閉じ込められた琥珀から恐竜のDNAを抽出し、遺伝子工学とハイテク技術により、恐竜のクローン化に成功したのである。
ツアーに参加したグラント博士たちは、科学の粋を結集した驚異のテーマパークを目の当たりにする。しかしツアーの途中で雷雨が襲い、電子制御された車が止まってしまう。パークはコンピュータで制御、ツアールートには高圧電流フェンスが設置されているのだが、その全てが機能を停止。人間のコントロールから解放された恐竜たちが、いま彼らを襲い始める―――
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク (原題 The Lost World: Jurassic Park) †
1997年、アメリカ映画
監督:スティーブン・スピルバーグ
・ストーリー
コスタリカ沖に浮かぶイスラ・ソルナ島。ここには恐竜の飼育とクローニングを目的とした施設が存在していたが、ハリケーンの直撃により施設は壊滅。恐竜たちは人間のコントロールを離れ、自由気ままに行動していた。
ジュラシック・パークがあるイスラ・ヌブラー島の恐竜は、元々イスラ・ソルナ島から輸送されてきたものである。そこでインジェン社は大勢のハンターを雇い、イスラ・ソルナ島に野放しになっている恐竜たちを捕獲し、新たなテーマパークの目玉に使おうと計画する。
4年前のジュラシック・パーク事件の当事者の一人、マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)はインジェン社の会長ハモンドから恐竜の調査を頼まれ数名のメンバーとともにサイトBに上陸する。しかし彼らの目に映ったのは、時を同じくして上陸していたハンターによる恐竜捕獲の光景だった―――
ジュラシック・パークIII (原題 Jurassic Park III) †
2001年、アメリカ映画
監督:ジョー・ジョンストン
・ストーリー
コスタリカ沖でパラセイリングを楽しむ少年エリック(トレヴァー・モーガン)。深い霧が現れたその時、水上パラシュートを牽引するボートが何者かに襲われ、エリックは付近の島に流れ着いてしまう。その島の名はイスラ・ソルナ―――恐竜たちが生存する”サイトB”がある島だ。
それから8週間後。古生物学者のグラント博士は、実業家を名乗るポール(ウィリアム・H・メイシー)とその妻アマンダ(ティア・レオーニ)から、とあるツアーのガイドを頼まれる。ツアー場所はあのイスラ・ソルナ島だったが、発掘資金の援助を約束され、島を上空から見学するだけという条件で、ガイド役を引き受ける。
ツアー当日、一行が島上空に差し掛かった時、条件を破って飛行機は島に着陸してしまう。飛行機から降り立ったのは、銃火器を携えた数名の男たち。ポールはグラント博士とは別にフリーの傭兵を雇っており、8週間前に行方不明になった息子エリックを捜索するために島に来たのだった。
傭兵たちに殴られて気絶していたグラント博士が目覚め、すぐに島から飛び立つようにポールを説得していたその時、森の中から銃声が聞こえてきた。そして、捜索のため森の中に入り込んだ傭兵たちを追って、巨大な恐竜が姿を現した―――
ジュラシック・ワールド(原題 Jurassic World) †
2015年、アメリカ映画
監督:コリン・トレボロウ
・ストーリー
両親の都合によりコスタリカ沖のイス・ヌブラル島に作られた、叔母のクレア(ブライス・ダラス・ハワード)が責任者を務める「ジュラシック・ワールド」に行くことになったザック(ニック・ロビンソン)とグレイ(タイ・シンプキンス)の兄弟。二人はお目付け役を頼まれた秘書がろくに仕事をしない事から勝手気ままに園内を行動する。
その頃、密かに遺伝子操作で作られた高い知能と様々な能力を持つ新種の恐竜「インドミナス・レックス」が脱走。更にザックたちとも連絡が取れなくなり、クレアは元軍人で顔なじみのオーウェン(クリス・プラット)と共に捜索を開始するが彼らの目の前にインドミナス・レックスが現れた―――
余談ではあるが、本作で活躍したマーリン社のモデル1895SBLのページ(外部リンク)には狩猟対象に「T-REX」が加えられている。
ジュラシック・ワールド/炎の王国(原題 Jurassic World Fallen Kingdom) †
2018年、アメリカ映画
監督:J・A・バロナ
・ストーリー
多数の死傷者が出たことでジュラシック・ワールドが閉鎖されて三年後、イス・ヌブラル島で大規模な噴火活動が発生し恐竜たちが絶滅の危機に陥る。
恐竜保護団体DGPを設立したクレア(ブライス・ダラス・ハワード)はベンジャミン・ロックウッド(ジェームズ・クロムウェル)と彼に仕えるイーライ・ミルズ(レイフ・スポール)の協力を得て、オーウェン(クリス・プラット)を誘い恐竜たちを保護するために島に上陸する。
しかし、その裏にはある陰謀が隠されていた―――。
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(原題 Jurassic World: Dominion) †
2021年、アメリカ映画
監督:コリン・トレヴォロウ
・ストーリー
ロックウッド邸に囚われていた恐竜たちはメイジー(イザベラ・サーモン)の手によって解放された。世界各地では解放された恐竜による被害が多発し、その裏では密猟者による恐竜の闇取引も横行していた。そんな中クローンとして生まれたメイジ−を匿うようにオーウェン(クリス・プラット)とクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は山での隠居生活をしつつ恐竜保護に尽力を尽くしていた。度々二人の目を盗んで街へと出かけるメイジ−に不安を抱いていたがその予感は的中し、密かに自分達を監視していたデラコート(スコット・ヘイズ)率いる密猟者にメイジーとヴェロキラプトルのブルーが生んだ子供「ベータ」がさらわれてしまう。
やがてすべての元凶がバイオシン社にあると感じた二人は、メイジーとベータを救うためマルタ島の闇市場で出会ったケイラ(ディワンダ・ワイズ)の力を借りてバイオシン社へと向かう。
一方、異常なまでに発達した大量のイナゴによる農場襲撃を調査していたグラント博士(サム・ニール)とサトラー博士(ローラ・ダーン)もまた、イナゴの体内から検出されたDNAを調べるためバイオシン社へと向かっていた。