UTAS UTS-15 【散弾銃】 †
UTS-15は、トルコの銃器メーカーUTASマキナが開発したブルパップ式ポンプアクション散弾銃である。2011年のIDEX*1で初披露された。 ベースとなっているのは、特異な設計で知られる南アフリカ製散弾銃ネオステッド2000である。UTASマキナ社は、ネオステッドの開発者からサンプルとパテントを取得し、アメリカの銃器専門家テッド・ハットフィールドの指揮の下、ブルパップ構成とマガジンの方式はそのままに大幅な再設計を行った。 本銃の特徴は、ネオステッド2000から継承した、銃身上に並列配置された2本のチューブラーマガジンである。各マガジンはそれぞれ左右にダストカバー付きの給弾孔を有し、2 3/4インチシェルなら7発、3インチなら6発をそれぞれ装填できる。またマガジン上部には、マガジンフォロワーを操作するレバーが突き出しており、これがシェルの押し出し以外にも残弾のインジケーターとしても機能するようになっている。 UTS-15は、方々で多々不具合が指摘されており、評価の低下につながっている。具体的には、マガジンフォロワーのレバーのスロットがゴミの混入につながっていること、マガジンスプリングの動きが渋いこと、マガジン切り替えスイッチが破損しやすいこと、ダブルフィードや排莢不良等マルファンクションの多発、スプリングが錆びやすい、ストックからグリップまでの距離が短すぎる等。しかし適宜改良は行われており、現在は第三世代型が開発されている。 UTS-15のバリエーションには、サンドカラーの"DESERT"、金属部品に防錆メッキを施した、青色ドットマトリクス迷彩の"MARINE"、装弾数を増やすための延長プラグ(3発のものと5発のものがある)が付属する、狩猟用森林迷彩の"HUNTING"、オリーブドラブ一色の"OD GREEN"、ピンク迷彩柄の"MUDDY GIRL"、緑色斑模様の"ZOMBIE GREEN"(限定品)、装弾数10発規制を敷く一部州法に対応した*2コンプライアントなタクティカルモデルの"7+7 BLACK"と"UTS-9*3"等がある。
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