ゼネラルモーターズ M3 "グリースガン" / GM M3 "Grease Gun" 【短機関銃】 †
1942年にアメリカ軍が制式採用した短機関銃。その形状が機械に潤滑油(グリース)を挿す機材に似ていたため『グリースガン』の愛称を持つ。その他に『ケーキ・デコレーター』と呼ばれることもあった。 1944年には更なる簡略化をはかったM3A1が開発された。コッキング方法を元のクランク式から、排莢口に指を突っ込んでボルトを直接動かす方式に変え、マガジンキャッチを強化するなどの改修が施された。これらにより、製造費はM3の2/3となっている。ストックにも工夫が凝らされ、マガジンローダー機能*2やバレルレンチ*3機能を持つようになった。またメガホン状のフラッシュハイダーを装着したモデルや、OSS用にM3Sベル・サイレンサーという減音器を装着したモデルも開発された。 M3は第二次大戦後も朝鮮戦争やフォークランド紛争で使用された。デルタフォース創設時には、初代司令官のチャールズ・ベックウィズによって、CIAの倉庫に大量に保管されていたM3が持ち出され、部隊の訓練用として使用された。その大半が一年もしないうちにMP5と替えられたが「弾丸が.45口径で威力が高い・飛翔速度が亜音速のためサイレンサーの効果が高い」という点から特殊作戦用に少数が残された。
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