0011ナポレオン・ソロ / The Man from U.N.C.L.E.

 1960年代にアメリカで放送されていた、スパイアクションのTVドラマ及び映画。先に公開され大ヒットしたスパイ映画『007』の影響が随所に見受けられる。
 2015年には、リメイク作となる映画が公開された。

TVドラマ版

0011ナポレオン・ソロ (原題:The Man from U.N.C.L.E.)

1964〜1968年、アメリカ

・ストーリー
 国際機関U.N.C.L.E.(アンクル)に所属するエージェント、ナポレオン・ソロ(ロバート・ヴォーン)とイリヤ・クリヤキン(デヴィッド・マッカラム)が様々な任務に挑む。

使用者銃器名登場話備考
ナポレオン・ソロアンクルスペシャル (初代)詳細は欄外の「アンクルスペシャル」を参照
アンクルスペシャル (2代目)詳細は欄外の「アンクルスペシャル」を参照
ルガー P08シーズン1・第1,8話
ワルサー P38シーズン1・第2話アンクルスペシャルとは別銃
スプリングフィールド M1903シーズン1・第7話
US MkII手榴弾シーズン1・第8話
イリヤ・クリヤキンアンクルスペシャル (2代目)詳細は欄外の「アンクルスペシャル」を参照
M1911A1シーズン1・第1話
ルガー P08シーズン1・第5話アマデウス博士のもの
首相コルト ポケットシーズン1・第1話
バルカンの警備員コルト ディテクティヴスペシャルシーズン1・第1話
S&W M10シーズン1・第1話
エルマベルケ MP40シーズン1・第1話
殺し屋ワルサー P38シーズン1・第1話サプレッサー装着
ジル・デニソンワルサー P38シーズン1・第2話
クリント・スピナーコルト ディテクティヴスペシャルシーズン1・第2話
S&W M10シーズン1・第2話
空軍兵士M1911A1シーズン1・第2話
エルマベルケ MP40シーズン1・第2話
ダイバーウィンチェスター M3シーズン1・第2話
ミラン・ホースワルサー P38シーズン1・第3話
アダム・パットナー大佐エルマベルケ MP40シーズン1・第3話
手下エルマベルケ MP40シーズン1・第3話
警備員スプリングフィールド M1903シーズン1・第3話
船員ルガー P08シーズン1・第3話
Mr. モーガンルガー P08シーズン1・第4話
シャーク船長ルガー P08シーズン1・第4話
アマデウス博士ルガー P08シーズン1・第5話
ジョージ・テンリーワルサー P38シーズン1・第6話
大佐コルト ディテクティヴスペシャルシーズン1・第6話
警察官エルマベルケ MP40シーズン1・第6話
ハロルド・バッファートンマウザー C96シーズン1・第7話ホルスターストック装着
フェデラル ライオットガンシーズン1・第7話銃身上部にロケットランチャー風の筒を載せたプロップガン
マヌエラ中尉ルガー P08シーズン1・第7話
マウザー C96シーズン1・第7話ホルスターストック装着
現地人スプリングフィールド M1903シーズン1・第7話
U.N.C.L.E.工作員アンクルスペシャル (2代目)シーズン1・第7話詳細は欄外の「アンクルスペシャル」を参照
セレーナルガー P08シーズン1・第8話
警備員エルマベルケ MP40シーズン1・第8話
ラスロ・クラソフFN M1906シーズン1・第9話
ヴラデクワルサー P38シーズン1・第9話
ヨクラ将軍コルト ディテクティヴスペシャルシーズン1・第10話
S&W M10シーズン1・第10話
ヴィンセント・ロックリッジS&W M10シーズン1・第10話
手下トンプソン M1928シーズン1・第10話

0011ナポレオン・ソロ2 帰ってきたナポレオン・ソロ (原題:The Return of the Man from U.N.C.L.E.)

1983年、アメリカ
監督:レイ・オースティン

・作品解説
 TVシリーズの15年後という設定で製作されたTVスペシャル版。ちなみに、2代目ジェームズ・ボンドを演じたジョージ・レーゼンビーがカメオ出演している。

使用者銃器名備考
ナポレオン・ソロアンクルスペシャル (3代目)詳細は欄外の「アンクルスペシャル」を参照
COP 357グレネード弾を使用
イリヤ・クリヤキンアンクルスペシャル (3代目)詳細は欄外の「アンクルスペシャル」を参照
スタームルガー ミニ14 GB-F宣伝写真で所持
Z-65COP 357
JBワルサー PPK
ベンジャミン・コワルスキーH&K P7
イントラテック TEC-9
ヤヌスバルメシリーズ詳細モデル不明
水中銃
ジャスティン・セフェランH&K P9S
アレクシー・ケンプM1911A1
U.N.C.L.E.一般隊員スタームルガー ミニ14 GB-F
T.H.R.U.S.H.工作員H&K P9S
バルメシリーズ詳細モデル不明
T.H.R.U.S.H.一般隊員M1911A1ホルスターに携行
KGB工作員ワルサー PP

(U.N.C.L.E.の武器庫)
ルガー P08ゴールドモデル
IMI ウージー
イントラテック TEC-9
水中銃

映画版

コードネーム U.N.C.L.E. (原題:The Man from U.N.C.L.E.)

2015年、イギリス・アメリカ合作映画
監督:ガイ・リッチー

・作品解説
 同名TVドラマのリメイク映画。国際機関U.N.C.L.E.(アンクル)が結成される前日譚を描いたストーリーとなる。

使用者銃器名備考
ナポレオン・ソロFN ハイパワー東ベルリンではサプレッサー装着
スターリング Mk4終盤の上陸作戦で使用
イリヤ・クリヤキンUSSR マカロフサプレッサー装着時もあり
FN ハイパワー終盤で使用
アンクルスペシャル (4代目)詳細は欄外の「アンクルスペシャル」を参照
終盤の上陸作戦で使用
エンドクレジットでも登場
ヴィクトリア・ヴィンチグエラワルサー PPK研究所で使用
アレキサンダー・ヴィンチグエラFN ハイパワー終盤で使用
東ドイツ国境警備隊USSR PPSh41
東ドイツ警察USSR マカロフ
強盗シグ P210ローマで使用
ヴィンチグエラ社員ワルサー MPK海運会社で使用
シグ SG542海運会社で使用
FN MAG哨戒艇の機銃(2門)
海運会社で使用
イギリス海兵隊スターリング Mk4終盤の上陸作戦で使用
ボルトアクションライフル詳細モデル不明
サプレッサー装着
スコープ装着
終盤の上陸作戦で使用
イギリス軍警備兵スターリング Mk4空母アークロイヤル(2代目)で所持
L1A1 SLR
ブローニング M2M41軽戦車の車載銃

その他設定

アンクルスペシャル / The U.N.C.L.E. Special

 国際機関U.N.C.L.E.(アンクル)のエージェントに支給されているサイドアーム。通常形態はセミオートピストルだが、各種アクセサリーを装着することでカービンモードへ換装可能という特徴を備えている。玩具デザイナーのルーベン・クレイマーが設計を担当し、撮影用に複数のプロップガンが製作された。一般的にアンクルスペシャルアンクルカスタムと呼ばれ、特にTVドラマ版で使用されたワルサー P38ベースの2代目モデルが有名である。
 初代モデルではマウザー M1934 ポケットピストルを使っていたが、ベースとなる銃が小さいため、アクセサリー装着時のバランスが悪く、またジャムや故障が多発したため、より大型で信頼性のあるワルサー P38へ更新されたという経緯を持つ(『007』でジェームズ・ボンドのサイドアームが、ベレッタ 418からワルサー PPKへ変更になった経緯と似ている)。TVシリーズの15年後を描いた『0011ナポレオン・ソロ2』では、2代目モデル(P38)は時代遅れとなり、スミソニアン博物館に展示されていることが劇中の台詞で確認できる。
 作品によってベースとなっている銃は異なるが、カービンモードの特徴は基本的にどのモデルも同じである。以下は、2代目モデルの特徴となる。

 ピストルモードは短銃身で、銃口には各種デバイスを装着するためのネジが切ってある
 ・マズルデバイスは、バードケージ・フラッシュハイダー/サプレッサー/バレルエクステンションの3種類
  (バレルエクステンションにはハンドグリップが付いている)
 ・ブッシュネル社のスコープを装着(グリップパネルにスコープマウント装着用の溝がある)
 ・伸縮式のショルダーストックを装着
 ・グリップパネルに使用者の頭文字のロゴ(ソロは"S"、イリヤは"K")
 カービンモードでは、フルオート射撃が可能
 ・ピストルモードではノーマルマガジン、カービンモードではロングマガジンを使用
 ・標準的な9mm弾の他、麻酔薬入りのダーツ弾も使用可能

 ちなみに、2代目モデルは日本でもモデルガン等が発売された他、『ニューミクロマン』のガンロボ・ワルサーP38アンクルセットやそれが元になっている『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』のメガトロンの変形モードの元ネタにもなっている。

モデルベースとなった銃特徴
初代マウザー M1934
ポケットピストル
TVドラマ版の初期に使用
基本的な特徴は2代目と同じ
2代目ワルサー P38TVドラマ版の全編に渡り使用
特徴は欄外参照
3代目H&K P71983年製作のTVスペシャル版で使用
ショルダーストックは折り畳み式に変更
4代目ワルサー GSP2015年製作のリメイク映画版で使用
ストックに伸縮機能は無く、ロングマガジンも用意されていない
映画の時代設定は1963年だが、実銃のGSPが登場したのは1968年である

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • アンクルスペシャルって、今の時代からするとCAAタクティカル ロニのようなピストルカービンに似た雰囲気がありますね。
    まぁ、銃自体にパーツを装着するアンクルスペシャルとは違って、ロニの方はキット側に銃を組み込むスタイルですが。 -- 2016-07-09 (土) 00:22:46
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Last-modified: 2020-02-28 (金) 20:35:58 (1710d)