・作品解説
『スピード』や『マトリックスシリーズ』で一世を風靡したキアヌ・リーブス主演によるガンアクション作品。2021年時点では3作が作られており、5作目までの制作が決定している。
『フェイク シティ ある男のルール』でリアルなコンバットシューティングを見せたキアヌだが、本作では「ガン・フー(Gun fu)」と呼ばれる新たな戦闘スタイルを披露している。元々ガン・フーとは現実にはありえないガンアクション(ジョン・ウー作品に見られる二挺拳銃や装弾数を無視した銃撃、銃弾を避けるバレットタイム、舞うような動きが特徴のガン=カタなど)を指す総称であるが、本作では柔道などの様々な武術・射撃テクニックを採り入れることでリアリティのある戦闘を描くことに成功している。
特に注目すべき点は、「Center Axis Relock System(CAR System)*1」という近接戦闘に特化した射撃テクニックである。通常の銃の構え方は腕を伸ばすものだが、CARシステムでは(発砲時も含め)腕を曲げた状態が基本スタンスとなる。この状態だと銃を体に引き寄せる格好になるので、閉鎖空間での銃の取り回しが容易となり、至近距離での戦闘に即座に対応することが可能となるのだ。
また最新の銃器やカスタムガンが多く登場するなど、銃器的な面でも見所がある。特にチャプター2以降はTTI(Taran Tactical Innovations)社が熱心に協力しており、出演陣への射撃指導及びカスタムガンの提供の他、映画に登場したカスタムモデルをJW(ジョン・ウィック)シリーズとして販売している。
血生臭い作品ながら殺しを禁じられた聖域「コンチネンタル・ホテル」が暗殺者達のサロンになっていたり、裏社会の仕事をやり取りするための「金貨」や仕事内容・顧客の要望に応じて武器装備類の選定を行う「ソムリエ」の存在など上流階級的なハイセンスさも見受けられる。
・ストーリー
結婚を契機に引退した伝説の暗殺者ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)。愛犬デイジーと平凡な日々を過ごしていたが、あるきっかけでロシアンマフィアに目をつけられ、自宅を襲撃されてしまう。
不意を突かれたジョンは深手を負い、あげく目の前で愛犬を殺されるという最悪の事態を招くことに。亡き妻からの最後の贈り物である愛犬を失ったジョンは、ロシアンマフィアへ復讐するため、再び暗殺者の道へ戻ることを決意するのだった―――
使用者 | 銃器名 | 備考 |
ジョン・ウィック | H&K P30L | コンペンセイター装着 自宅の床に埋めたガンケースから取り出す 2挺あるが、使用するのは1挺のみ 鈍器としても使用 |
グロック 26 | バックアップガン 自宅の床に埋めたガンケースから取り出す 2挺あるが、使用するのは1挺のみ | |
ワルサー P99 | ホテルでパーキンスから強奪 | |
Coharie Arms CA-415 | アメリカ・Coharie Arms製のHK416クローン ショートバレル EOTech製ホロサイト装着 フォアグリップ装着 マグプル製Pマグ スリング装着 鈍器としても使用 | |
ケル・テック KSG | EOTech製ホロサイト装着 フォアグリップ装着 ヴィゴの手下から強奪 | |
DTA SRS A1 | 22インチバレル スコープ装着 バイポッド装着 | |
ベレッタ 92FS | 宣伝写真で所持 | |
WE-Tech Hi-Capa 5.2 K-Version | 台湾・WE-Tech製の1911ベースガスガン*2 ストライクガン風のマズルガード装着 セイバートゥースタイプのリアセレーション 肉抜き加工のスライド 宣伝写真で所持 | |
手榴弾 | ヴィゴの財産を燃やすのに使用 | |
ヨセフ・タラソフ | SAI グロック17 Tier1 | アメリカ・Salient Arms International製のグロッククローン ゴールドマッチバレル ステッピング加工のグリップ 肉抜き加工のスライド |
アヴィ | ||
キリル | ||
マーカス | FN ハイパワー | − |
スタームルガー M77 | サプレッサー装着 スコープ装着 バイポッド装着 | |
Ms. パーキンス | ワルサー P99 | サプレッサー装着 |
コルト パイソン | ホテルでハリーから強奪 | |
グレゴリー | ベレッタ 92FS | オーレリオの店で使用 |
ハリー | コルト パイソン | 4インチバレル |
ヴィゴの手下 | グロック 17 | ジョン宅の襲撃時はサプレッサーとタクティカルライト装着 |
グロック 19 | − | |
FABディフェンス KPOS G1/グロック 17 | 劇中ではフルオート改造したグロック 17を組み込んでいる フォアグリップ装着 | |
H&K MP5K | PDWタイプのストックを装着したモデルもあり | |
SW MP10 | アメリカ・SW(Special Weapon)製のMP5クローン | |
Savage 10BA | アメリカ・Savage Arms製のボルトアクションライフル スコープ装着 | |
ケル・テック KSG | EOTech製ホロサイト装着 フォアグリップ装着 スリング装着 |
第1作公開時に公式サイト内でプレイ可能だったシューティングゲーム。
第2作の登場に伴い現在はプレイ不可能。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
プレイヤー | 9MM POCKET COMPACT (シグザウエル P290) | 初期装備の銃 |
10MM AUTO | 金貨15枚で交換可能な銃 元銃の装弾数は12発だが、ゲームでは9発 | |
.45MM HANDGUN (EAAウィットネス スチール) | 金貨25枚で交換可能な銃 イタリア・タンフォリオ製のCz75クローン 元銃の装弾数は10発だが、ゲームでは12発 | |
D.EAGLE .50 (IMI デザートイーグル MK.XIX) | 金貨50枚で交換可能な銃 ピカティニーレール仕様 元銃の装弾数は7発だが、ゲームでは15発 | |
IMI デザートイーグル MK.XIX | ゴールドモデル D.EAGLE .50と違い、ピカティニーレール仕様ではない 上記4種類の銃はアイコンのみで、 実際に操作可能なモデリングは全て本銃となる |
・ストーリー
「1」での戦いの後、ジョン・ウィックはかつての仲間であるサンティーノ(リカッルド・スカマルシオ)に仕事を要請される。ジョンは一旦拒否するが直後に家を爆破されたため、やむなくイタリアンマフィアの跡目争いに関わる仕事を実行する。
しかし仕事の遂行後、ジョンはサンティーノに裏切られ、フリーランス、組織の人間を問わずあらゆる殺し屋に狙われるようになる――。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
ジョン・ウィック | グロック 34 | ローマにて調達 ゴールドマッチバレル Taran Tactical Innovationsカスタム |
グロック 26 | バックアップガン Taran Tactical Innovationsカスタム | |
H&K P30L | 冒頭の戦闘で使用 | |
グロック 17 | サンティーノの手下から奪って使用 | |
シグザウエル P320 | ||
CZ P-09 | サイレンサー装着 殺し屋から奪って使用 | |
S&W1911SC | ||
キンバー・ウォリアー | バウリー・キングより調達 7発のみ装弾 | |
TTI TR-1 | Taran Tactical InnovationsカスタムAR-15 PMAG使用 1-6x24 トリジコンアキュポイントスコープ搭載 スリング装着 | |
ベネリ M4 | Taran Tactical Innovationsカスタム 固定式ストック シェルホルダー装着 近接武器としても使用 | |
サンティーノ・ダントニオ | ベレッタ M85 | 美術館での銃撃戦で使用 |
RSAF アーウェン37 | ジョンの家を爆破時に使用 スコープ装着 | |
アレス | S&W1911SC | サイレンサー装着 ブラックスライド |
バイオリン弾きの殺し屋 | HK P7 | バイオリンの中に隠していた サイレンサー装着 シルバースライド |
スモウ取り風の殺し屋 | CZ P-09 | サイレンサー装着 |
アジア系二人組の殺し屋 | S&W1911SC | サイレンサー装着 |
東欧系二人組の殺し屋 | グロック 17 | サイレンサー装着 |
カシアン | アーセナル ストライクワン | サイレンサー装着 シルバースライド |
サンティーノの手下 | グロック 17 | − |
シグザウエル P320 | ホルスターに携行 | |
M1911シリーズ | − | |
シグ SG552 | バーティカルフォアグリップ装着 レールシステム式ハンドガード仕様 | |
TTI TR-1 | EOテック社製ホロサイト搭載 レールシステム式ハンドガード仕様 | |
M4クローン | EOテック社製ホロサイト搭載 ハンドガードなし | |
アール | ベレッタ M85 | サイレンサー装着 |
バウリー・キングの手下 | コルト M4 | ダットサイト搭載 |
ジアーナの手下 | グロック 17 | − |
− | ケル・テック KSG | ジョンの自宅の床下に隠してあった |
− | RPG-7 | キングの武器庫に4丁保管 |
− | ベレッタ PM12S | 武器ソムリエの背後の棚に保管 |
ベレッタ M70 | 武器ソムリエの背後の棚に保管 スイングストック仕様 | |
H&K MP5K PDW | 武器ソムリエの背後の棚に保管 | |
コルト M79 | 武器ソムリエの背後の棚に立て掛けてあった |
・ストーリー
ジョン・ウィックはチャプター2で「聖域」たるコンチネンタル・ホテルで掟に反する殺人をしたことにより「主席連合」から追放処分及び1400万ドルの懸賞金が掛けられてしまう。主席連合の息が掛かったNY中の暗殺者が彼を追う中、彼はあるつてを頼りモロッコへと渡る―。
=制作中=
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