モデル | 全長 | バレル長 | 重量 | 口径 | 装弾数 | 発射速度 | 発射形式 | 製造国 |
M1918 | 1194mm | 24インチ | 8.85kg | .30-06 | 20 | 600発/分 | S/F | アメリカ |
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M1918A2 | 1194mm | 24インチ | 8.83kg | .30-06 | 20 | 350発/分 550発/分 | F | |
モニター(R 80) | - | 18インチ | 7.34 kg | .30-06 | 20 | 500発/分 | S/F | |
H.C.A.R. | 971mm 1073mm | 16インチ 20インチ | 5.3kg 5.6kg | .30-06 | 20/30 | 600発/分 | S/F | |
wz.1928 | 1194mm | 24.1インチ | 8.85kg | 7.92mm×57 | 20 | 600発/分 | S/F | ポーランド |
ジョン・ブローニングが第一次世界大戦中に開発した軽機関銃。愛称のBAR(ビーエーアール、またはバー)は『Browning Automatic Rifle:ブローニング自動小銃』の略。
機関銃といえば通常据え付けて複数人で使用する重機関銃のことであった第一次大戦当時、個人携行可能で分隊の機動力を損なうことなく即座に制圧射撃が行える軽便さは画期的で、俗に「ウォーキングファイア」と呼ばれたBARは、のちの分隊支援火器の走りであった。総弾数5発程度のボルトアクション式小銃が一般的な主力歩兵銃だった両大戦において、着脱式の20連発マガジンを有し、個人で扱える程度には軽量でフルオート射撃が可能なBARは、制圧力に優れ重宝された。それだけに脅威を排除しようとBARの射手は真っ先に狙われたが、それ故に男の度胸を見せる『誇りある職種』と認識され、兵士の間では人気銃だったと云う。
当初、BMR(Browning Machine Rifle)の名称でテストされていた本銃は、1917年に「BAR M1918(制式名称 Rifle, Caliber .30, Automatic, Browning, M1918)」として制式採用され、コルト社とウィンチェスター社、それにマーリン・ロックウェル社で合わせておよそ10万挺が製造された。製造に際しては、改修作業が並行して行われたり施設を新たに準備したりなど、生産体制が整うのに時間を要したことから、完成した約25,000挺のM1918が前線に送られた頃には、第一次世界大戦は終戦も間際であった。とはいえ、大戦の転機となったムーズ=アルコンヌ攻勢では、BARを装備した部隊が投入されて戦果を上げている。
1931年には、ブローニングからパテントを譲渡されたコルト社により、「モニター」の名称で市販された。バイポッドを廃して、バレルは18インチまで短小化し、マズルには大型のカッツコンペンセイターが追加され、ピストルグリップはストックから分かれた独立型に変更されている。表面はミラーフィニッシュが施され非常に美麗であり、現在では保存状態の良い個体は非常に高値で取引されている。
このモデルは、世界恐慌の折、非常に高価でもあったことからアメリカ国内での売り上げは芳しくなかったが、同時期のトンプソン短機関銃同様、当時のギャングたちには大いに受け、悪名をとどろかせている。なお特に有名なボニー&クライドが使用していたソードオフモデルはモニターではなく、州兵器庫から弾薬と共に強奪した軍用M1918の改造品であった。
1926年に設計者ブローニングが死去した後も改良が重ねられ、1937年にはバイポッドと跳ね上げ式のバットプレートを追加したM1918A1、1938年にはレートリデューサーの追加などの改良が施されたM1918A2が開発され、アメリカ軍に制式採用されている。1945年以降にはこれに運搬用ハンドルも追加された。
しかし登場が第一次大戦末期という黎明期の軽機関銃であったBARは、第二次大戦ではドイツのMG34とMG42の登場によって旧式化することとなった。ベルト給弾とクイックチェンジバレルを有し重機関銃並みの持続射撃が可能なこれらドイツの軽機関銃の技術が、戦後、西側諸国に流入すると、アメリカではその技術を使ったM60などのベルト給弾式の軽機関銃が主流となり、BARは退役することとなった。
ただ、特殊部隊では、ベトナム戦争初期にはBARを使用しているケースもあった。これは当時導入されたM14にはフルオート射撃の制御に難があり、導入当初のM16には信頼性に難があったことから、より取り回しの良い信頼性の高いフルオート火器として扱われたためだ。
その他にも多くのライセンス生産モデルが作られ、アメリカ国外ではベルギー・ポーランド・スウェーデンなどで生産され第二次世界大戦まで使用された。特にベルギーのFN社製FN-Dモデルはクイックチェンジバレル機能などが加えられた最も改良の進んだものだった。戦後はNATO標準の7.62mm×51弾に対応しFALマガジンから給弾可能な改良モデルも運用されていた。
民間市場においては他のアメリカ軍の第二次世界大戦の銃火器同様人気があり、今でも一定の需要が存在する。
2013年にはオハイオ・オードナンス・ワーク(OOW)社から「H.C.A.R(Heavy Counter Assault Rifle)」近代改修化モデルが発表されている。現代の技術で強化・軽量化された材質によってバレルやガスシステムを大幅に短縮し、AR-15タイプのテレスコピックストック、レイルマウント、調節式ガスレギュレーターなどが備えられており、バレルもクロームラインで耐久性を増し、サプレッサーに対応する仕様である。また、湾曲した30連のマガジンも用意されている。
なお設計者ジョン・ブローニングの長男ヴァル・ブローニングは実際に第一次世界大戦中、兵役においてこの銃を使用しており、後のFN社のライセンス生産モデルの改良にこの経験は役立ったという。
一方、現代ではブローニングアームズ社からはBARの名を持つ狩猟用セミオートマチックライフルが販売されているが、これは後年ジョン・ブローニングの孫にあたるブルース・ブローニングが設計した民間向けライフルで、機構的な共通点はない。
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
ENLISTED | − | − | 項目参照 |
L.A. ギャング ストーリー | − | − | 項目参照 |
THE 最後の日本兵〜美しき国土奪還作戦〜 | ゲーム | 百目鬼朝男 | ゲーム内名称「N1918機関銃」 |
THE 歩兵 | ゲーム | − | ゲーム内名称「N1918」 |
青の祓魔師 | アニメ | 祓魔師 | 第22話 ゴブリン退治にて使用 |
青春×機関銃 | − | − | 項目参照 |
アヴァロン 灰色の貴婦人 | − | − | 項目参照 |
硫黄島からの手紙 | − | − | 項目参照 |
ウインドトーカーズ | − | − | 項目参照 |
ウルヴァリン:X-MEN ZERO | − | − | 項目参照 |
エンパイアーズ | ゲーム | ティム・オライリー | − |
オペレーションG.G. | − | − | 項目参照 |
キャプテン・アメリカ | − | − | 項目参照 |
キングコング | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ2 | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ2: ビッグ レッド ワン | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ3 | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ ファイネスト アワー | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ: ワールド アット ウォー | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ ワールドウォーII | − | − | 項目参照 |
コンバット! | TVドラマ | カービー | − |
ザ・パシフィック | − | − | 項目参照 |
ザ・ユニット 米軍極秘部隊 | − | − | 項目参照 |
猿の惑星 | − | − | 項目参照 |
ジオブリーダーズ | − | − | 項目参照 |
地獄の黙示録 | − | − | 項目参照 |
史上最大の作戦 | − | − | 項目参照 |
シン・レッド・ライン | − | − | 項目参照 |
ストライクウィッチーズ | − | − | 項目参照 |
砂ぼうず | − | − | 項目参照 |
スワガー・サーガ | − | − | 項目参照 |
戦略大作戦 | − | − | 項目参照 |
ソードアート・オンライン | − | − | 項目参照 |
ダイ・ハード | − | − | 項目参照 |
地球最後の男オメガマン | 映画 | ロバート・ネビル | スコープ及び暗視装置付 |
地球防衛軍 | 映画 | 防衛隊歩兵 | スリング装着 |
父親たちの星条旗 | − | − | 項目参照 |
沈黙の陰謀 | − | − | 項目参照 |
ディーふらぐ! | アニメ | 柴崎 芦花 | OPで使用 エアガン? |
ドールズフロントライン | − | − | 項目参照 |
パール・ハーバー | − | − | 項目参照 |
鋼の錬金術師 | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド 1 | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド1942 | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド 2042 | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド V | − | − | 項目参照 |
バトルフィールド ハードライン | − | − | 項目参照 |
パブリック・エネミーズ | − | − | 項目参照 |
バレットガールズ | − | − | 項目参照 |
人狩り | 小説 | 3人の略奪者 | M1918A1 |
水野 雅之 三波 | 略奪者から奪った物 | ||
池山 | 水野と三波が略奪者から奪った物 | ||
フォールアウト | − | − | 項目参照 |
フューリー | − | − | 項目参照 |
プライベート・ソルジャー | − | − | 項目参照 |
プライベート・ライアン | − | − | 項目参照 |
ブラザー イン アームズ | − | − | 項目参照 |
ブラザーフッド | − | − | 項目参照 |
ブラック・ラグーン | − | − | 項目参照 |
ブレット・ザ・ウィザード | 漫画 | フィッツジェラルドの部下 | 第26話 M1918A1 スコープ付き |
放課後アサルト×ガールズ | − | − | 項目参照 |
メダル オブ オナー | − | − | 項目参照 |
ラストマン・スタンディング | − | − | 項目参照 |
ランダウン | 映画 | ハッチャーの手下 | − |
ワイルド7 | − | − | 項目参照 |
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