車や飛行機などから変形する、トランスフォーマーと呼ばれるロボット生命体を主役としたアニメ及び映画のシリーズ。米国・ハスブロ社の同名の玩具が原作。タカラやトミーなど日本の玩具メーカーとの提携により、玩具の金型やデザインは日本の『ニューミクロマン』『ダイアクロン』『マクロス』などを流用している。2007年にはマイケル・ベイ監督のもと、実写映画化されて話題となる。2014年には、実写映画第4作『トランスフォーマー ロストエイジ』が公開された。
シリーズごとに細かい設定などは異なるが、基本的には正義のサイバトロン(原語ではオートボット)と悪のデストロン(ディセプティコン)の戦争が中心となっている。
・ストーリー
ロボット生命体トランスフォーマーが住んでいるセイバートロン星(米国ではサイバトロン星)では、平和を愛するサイバトロン(オートボット)と宇宙支配をたくらむデストロン(ディセプティコン)の二大軍団が戦っていた。
資源が枯渇した両軍は宇宙探索に出るが、400万年前の地球に墜落、ショックで機能を停止する。そして400万年後、目覚めたサイバトロンとデストロンは現代の地球で戦いを再開する。
・作品解説
トランスフォーマーシリーズの始まりとなったアニメ。
ワルサー P38へと変形(トランスフォーム)する当シリーズのメガトロンは、元はといえば『ニューーミクロマン』のガンロボ・ワルサーロボである。が、この変形したワルサーの姿も元はといえば、1960年代のスパイドラマ『0011ナポレオン・ソロ』で登場したP38ベースのカスタムガン「アンクルスペシャル」が元ネタである。
オリジンのメガトロンは拳銃がモデルの玩具ということで、国によっては販売されなかったりバレルの先端が着色されていたりした。なおミクロマンのガンロボシリーズには、他にS&W 44マグナムとブローニングがあったが、ブローニングは『超神マスターフォース』にてガンマン・ブローニングとして登場している。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
コンボイ(オプティマス・プライム) | ワルサー P38 | ロングバレル スコープ及びフォールディングストック装着 いずれもメガトロンが変形した物を使用 |
スタースクリーム | ||
サウンドウェーブ | ||
デストロン兵士 | ||
アメリカ軍兵士 | M16 | 基本装備 |
ソビエト軍兵士 | PPSh41 | − |
・作品解説
日本オリジナルのトランスフォーマー第4弾。人間や伝説上の魔物に変身したブリテンダーと呼ばれるトランスフォーマーが多く登場し、従来のシリーズよりも人間キャラクターの活躍が前面に押し出されている。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
キャンサー | ブローニング M1920 | ガンマン・ブローニングの変形時がコレ |
・作品解説
アメリカのアニメだが、アニメーションはスタジオ4℃やムークなど日本のスタジオが製作している。用語や登場人物名の多くは実写映画版同様に原作に準拠している(コンボイ→オプティマスプライムなど)。また、番組の最後に玩具販促と見られる実写パート「音仏一家のトランスフォーマー生活」が挿入されている。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
マスターソン | US MkII手榴弾 | ヘッドマスターのランチャー部から射出 |
・ストーリー
2003年、火星に送り出した探査機ビーグル2号の謎の事故。公には着陸失敗とされていたその事故の原因は、ビーグル2号が記録していた最後の映像に映っていた存在によるものであった。
そして現代、中東カタールのアメリカ空軍基地に数ヶ月前に撃墜されたはずのMH-53 ペイブロウが飛来。そのヘリは突如ロボットに変形し基地を攻撃し壊滅させ、さらにアメリカの国家機密データにハッキングを試みようとする事件が起きる。
その数日後、アメリカのロサンゼルスに住む16歳の少年サム(シャイア・ラブーフ)が購入した中古車が真夜中に勝手に動き出し、それを追ったサムは自分の車が生きており、ロボットに変形するところを目撃する。驚愕し逃げようとするサム。しかし今度はロボットに変形するパトカーに襲われてしまい、未知なる存在である自分の車に助けられることとなる。
何とか逃げ遂せた後、地球に次々と隕石に擬態した金属生命体が飛来。各々近くにあった車を解析し変形した彼らはサムの前に現れる。
彼らは「機械惑星サイバトロン」出身の変形能力を持った金属生命体であること、先ほどの「パトカー」のように地球に潜伏している「ディセプティコン」と呼ばれる悪の金属生命体達の一派から地球と宇宙を守るために現れた「オートボット」と呼ばれる一派であること、「ディセプティコン」が狙う地球を滅ぼしかねない力を持つ「オールスパーク」と呼ばれる物の在り処の鍵をサムが持っていることを告げ助けを求めてきた。
人類を巻き込んだ、地球と宇宙の未来を賭けたオートボットとディセプティコンの戦いが始まる事となる…
・作品解説
人間側が使用する銃器は、一部の弾を除いて序盤はディセプティコンに対しての効果はほとんど無い。40mmグレネードといった一部の効果のあった弾を使用している。その後、オートボットからの技術提供により、対ディセプティコン用の特殊弾を使用するようになってからは、集中砲火すれば対抗できるまでに至っている。
2作目及び3作目以降は、この特殊弾を使用しているという設定である。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
ウィリアム・レノックス大尉 | M933 | RASハンドガード AN/PEQ-7レーザーサイト装着*1 暗視スコープ装着 シュアファイア製M900グリップライト装着 ダットサイト装着 |
1911 | カスタムモデル セクター7施設で使用 | |
ミルコー MGL | AN/PEQ-7レーザーサイト装着 アームソン製OEGサイト装着 セクター7施設で調達 | |
Ramo RT-37 | カスタムモデル*2 ブッシュネル製ホロサイト装着 終盤で使用 | |
ロバート・エップス二等空曹 | M4A1 | RASハンドガード M203装着 ACOGスコープ装着 |
セージ L6 | セクター7施設で調達 | |
マギー・マドセン | モスバーグ M590 | ピストルグリップ EOTech製ホロサイト装着 マグプル製M93Aストック セクター7施設で使用 |
ジョン・ケラー国防長官 | ウィンチェスター M1912 | ヒートシールド装着 セクター7施設で使用 |
シモンズ | モスバーグ M590 | ピストルグリップ EOTech製ホロサイト装着 マグプル製M93Aストック セクター7施設で使用 |
ホルヘ・“フィグ”・フィゲロア | M4A1 | 砂漠迷彩 SIRハンドガード ACOGスコープ装着 フォアグリップ装着 レーザーサイト装着 |
ドネリー曹長 | M249 パラトルーパー | ダットサイト装着 |
米軍カタール基地兵士 | M16A2 | − |
M240G | − | |
サコー M60D | UH-60のドアガン | |
ブローニング M2 | HMMWVの車載銃 | |
レノックスの部下 | M4A1 | RASハンドガード(SIRモデルもあり) M203装着 AN/PEQ-7レーザーサイト(AN/PEQ-2もあり)装着 ダットサイト装着 |
M249 パラトルーパー | ダットサイト装着 | |
ディフェンステクノロジー 37mmランチャー | ダットサイト装着 フォールディングストック装着 | |
ミルコー MGL | アームソン製OEGサイト装着 セクター7施設で調達 | |
Ramo RT-37 | カスタムモデル(詳細はレノックスの項を参照) ブッシュネル製ホロサイト装着 | |
警察官 | ベレッタ 92FS | − |
シークレットサービス要員 | シグザウエル P226 | − |
H&K MP5K | 発砲無し | |
セクター7の工作員 | H&K MP5A3 | 制服組が所持 |
H&K UMP | − | |
H&K G36C | ||
シグ SG552 | ||
ディフェンステクノロジー 37mmランチャー | − | |
ミルコー MGL | アームソン製OEGサイト装着 | |
スタースクリーム | GE M61A2 | − |
デバステーター | ブローニング M2 | 戦車形態時に2基搭載 |
・ストーリー
2年前のミッションシティでの戦いでキューブは失われ、僅かな欠片が残るのみとなった。
オートボットはアメリカ軍を主とした対ディセプティコン特殊部隊のNESTと協力し、各地に潜むディセプティコンを駆逐していった。
ディセプティコンの一体が残した「ザ・フォールン様が蘇る」の言葉を聞き、オートボットはまだディセプティコンが企んでいるのではと疑いを持つ。
一方、大学進学を果たしたサムは2年前の戦いで着ていたパーカーからあるものを発見する。
スパークの欠片、そして過去にプライムたちが残したある装置を巡り再び地球の運命を賭けた戦いが始まる。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
ウィリアム・レノックス少佐 | M4A1 | 対ディセプティコン用に改造してある*3 EOTech製ホロサイト装着 暗視スコープ装着 ハンドガード下部にタクティカルライト装着 マグプル製CTRストック マグプル製Pマグ(NEST基地帰還時にはSTANAG弾倉) |
M1911A1 | ナイロン製タクティカルホルスターに携行 | |
ロバート・エップス曹長 | M4A1 | 対ディセプティコン用に改造してある*4 M203のフォアエンドを流用 SOPMODストック 暗視スコープ装着 ダットサイト装着 ハンドガード右側面にタクティカルライト装着 マグプル製Pマグ(NEST基地帰還時にはSTANAG弾倉) |
シグザウエル P226 | ブラックホーク製タクティカルホルスターに携行 | |
グラハム大尉*5 | M4A1 | 対ディセプティコン用に改造してある 仕様はレノックスの銃と同じ |
NEST隊員 | M4A1 | 対ディセプティコン用に改造してある 2種類のモデルあり(詳細はレノックスとエップスの項を参照) |
シグザウエル P226 | サファリランド製タクティカルホルスターに携行 | |
H&K P2A1 | エジプトで使用 | |
H&K G36K | AG36装着 | |
H&K HK416 | 上海での捜索作戦時に所持 | |
L85A2 | RAS部から先は映画オリジナル仕様 EOTech製ホロサイト装着 SUSAT 4倍スコープ装着 | |
ブッシュマスター ACR | RASハンドガード EOTech製ホロサイト装着 | |
M240 | NEST車両の車載銃 | |
M249E2 SAW | 対ディセプティコン用に改造してある*6 ダットサイト装着 エジプトで使用 | |
GE M134 | 携行用カスタムモデル | |
GE M197 | NEST車両の車載銃 | |
セージ L6 | − | |
FFV AT4 | 対ディセプティコン用に改造してある*7 M16のロアレシーバーを流用 暗視スコープ装着 | |
アメリカ陸軍兵士 | M4A1 | RASハンドガード AN/PEQ-2レーザーサイト装着 ダットサイト装着 フォアグリップ装着 |
M16A2 | − | |
Mk.46 Mod 0 | − | |
ブローニング M2 | M1A2エイブラムス戦車の車載銃 | |
ミルコー MGL | − | |
エジプト軍兵士 | AKM | エジプト・ヨルダン国境で所持 |
ヨルダン軍特殊部隊 | M16A2 | − |
ラヴィッジ | GE M134 | − |
スタースクリーム | GE M61A2 | − |
・ストーリー
1969年、アポロ11号による人類初の月面探査は異星人の宇宙船を調査するためのものだった。
その宇宙開発競争を加速させたそれはサイバトロン星を辛くも脱出したトランスフォーマーの宇宙船アークであり、プライムの一人であるセンチネルプライムと共に地球の運命を左右するあるものが積まれていた。
その発見をオートボットに明かさず、秘匿していたことがすべての始まりになるのだった。
・作品解説
シリーズ初の3D作品であり、『アバター』同様のカメラシステムを用いて撮影が行われた。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
サム・ウィトウィキー | グロック 17 | 第三世代モデル エップスから借用 |
ウィリアム・レノックス大佐 | ブッシュマスター ACR | EOTech製ホロサイト装着 マグニファイア装着 |
ロバート・エップス | ノベスキー N4 CQB | AN/PEQ-15装着 タクティカルライト装着 ダットサイト装着 マグプル製CTRストック |
グロック 17 | 第三世代モデル ベストホルスターに携行 | |
シモンズ | グロック 17 | 第三世代モデル ブリーフケース内にしまってある |
ワルサー PPK/S | ブリーフケース内にしまってある | |
ダッチ | グロック 17 | 第三世代モデル 発砲無し |
水平二連式散弾銃 | バーテンから強奪 | |
ディラン・グールド | グロック 17 | 第三世代モデル サムが落とした銃を拾う |
ジェリー・ウォン | ベレッタ 92FS Inox | 二挺拳銃 |
NEST隊員 | M4A1 | EOTech製4倍率マグニファイア装着 EOTech製ホロサイト タクティカルライト装着 |
L85A2 | − | |
ブッシュマスター ACR | EOTech製ホロサイト装着 | |
Mk.46 Mod 0 | − | |
FN FN40GL-S | − | |
ミルコー MGL | − | |
エップスの仲間 | M4A1 | M203装着 EOTech製ホロサイト装着 |
FN SCAR-L CQC | EOTech製ホロサイト装着 | |
M249E2 SAW | 対ディセプティコン用に改造してある(2作目と同様) ダットサイト装着 | |
ミルコー MGL | 専用光学サイト装着 | |
FFV AT4 | 対ディセプティコン用に改造してある(2作目と同様) 暗視スコープ装着 | |
SEAL隊員 | M4A1 | RASハンドガード AN/PEQ-2レーザーサイト装着 タクティカルライト装着 ダットサイトやホロサイト装着 フォアグリップ装着 |
M16A4 | ACOGスコープ装着 | |
ラルータクティカル OBR | 7.62mmモデル | |
アメリカ陸軍兵士 | M16A4 | − |
ラルータクティカル OBR | 7.62mmモデル | |
M121 120mm迫撃砲 | M1129ストライカーMCの車載銃 | |
中東違法核施設の警備兵 | AKM | 発砲無し |
DShK | ||
ロシアンバーの用心棒 | 中国北方工業公司 54式手槍 | 発砲無し |
ロシアンバーの客 | ワルサー PPK/S | |
ロシアンバーのバーテン | 水平二連式散弾銃 | ソードオフモデル |
レッカーズ | M240C | ビークルモード時に車体各所に搭載 |
M249E2 SAW | ||
GE M134 | ||
ブローニング M2 | ||
スタースクリーム | GE M61A2 | − |
・作品解説
オートボットの元司令官センチネルプライムの裏切りにより起きたシカゴの惨劇から5年、人類からの迫害を受けてオートボットは姿を隠していた。
その肉体を構成する素材に目をつけた反トランスフォーマー派によりオートボットはディセプティコンとして墓場の風と呼ばれる部隊により狙われる立場となっていた。
地球側の登場人物が一新され、恐竜型トランスフォーマー「ダイノボット」が登場している。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
ジェームズ・サヴォイ | グロック 34 | SAI G34 Tier1 |
H&K P30 | 香港で使用 | |
ハロルド・アッティンジャー | M1911 | − |
墓場の風隊員 | SAI AR15ライフル | − |
B&T MP9 | ||
ブッシュマスター ACR | ||
H&K HK416 | ||
SAI AR15ピストルライフル | ||
GE M134 | ||
ジョシュア・ジョイス | SAI 1911 | 発砲なし トランスフォーミウム*8製 |
ギル・ウェンブリー | SAI AR15 SBR | 発砲なし トランスフォーミウム製 |
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