削り出し加工 / Mill working † その名の通り、金属のブロックを切削工具と呼ばれる刃物で削って、各部品を成形していく加工法。 その反面、旧来の加工機械では部品の軽量化の面からは不利であり、また製造工程が多くなるため、必然的に手間もコストもかかってしまう。しかし1960年代頃からはCNC(コンピュータ数値制御)によるNC旋盤や、更にそれを発展させたマシニングセンタが登場。それまでと比べて精度の高い部品や複雑な形状の部品の大量生産が可能となり、省力化・軽量化・コストダウンが可能となった。特に現在のCNCマシンによる切削加工は、非常に高精度なパーツが成型可能であるため、精度の求められる機関部品の製作に今も欠かせない加工手段となっている。 各銃器メーカーで使われるこうした切削マシンのメーカーとしては、日本のヤマザキマザック、オークマ、ファナック、アメリカのHaas、韓国の斗山などがある。また、カラシニコフ・グループのように自社グループ内で切削マシンを製造している銃器メーカーも存在する。 余談ながら、第二次大戦後に生産されたワルサー P1は、基となった設計が戦後のオートメーション切削マシンをさすがに考慮していなかったことから、なかなかコストを抑えられず苦労したと言われる。 最新の10件を表示しています。 コメントページを参照
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