ハムナプトラシリーズ / The Mummy Series †
監督カール・フロイント、ミイラ役ボリス・カーロフの『The Mummy(1932年)』のリメイク作品。映画の他に、アニメ化やゲーム化もされている。
現在、メインシリーズ3作品、スピンオフシリーズ2作品が制作されている。
ハムナプトラ/失われた砂漠の都 (原題 The Mummy) †
1999年、アメリカ映画
監督:スティーブン・ソマーズ
・ストーリー
紀元前1290年のエジプト。第19王朝の国王セティ1世(アーロン・イパール)に仕える大司祭イムホテップ(アーノルド・ボスルー)は、王の愛妾アナクスナムン(パトリシア・ヴェラスケス)との禁断の恋に落ちた。だがその間柄が王に知れると、2人は王を殺してしまう。そして必ず蘇らせるというイムホテップの言葉を信じ、アナクスナムンは自ら命を絶ち、イムホテップは宮殿を脱出する。そして王家の墓所である≪ハムナプトラ≫へ向かい復活の儀式を執り行うが、メジャイに阻止され、罰として生きたままミイラにされるのだった。
それから3000年後の西暦1923年。ハムナプトラ跡地ではエジプトの植民地化を進めるフランス軍と、アラブ人との民族独立闘争が繰り広げられていた。外人部隊所属のリック・オコーネル(ブレンダン・フレーザー)は、逃亡した上官に代わって戦闘の指揮をしていたが、数で勝るアラブ人に追い詰められてしまう。だが殺される間際、不気味な現象がオコーネルを襲う。
それから3年後。エジプト・カイロの古代博物館司書エヴリン(レイチェル・ワイズ)は、風来坊の兄ジョナサン(ジョン・ハナ)がどこからか持ってきた”キー”に魅了される。中にはハムナプトラへの地図が入っていたが、事故で焼失してしまう。そこで、行き先を知っている数少ない人物を紹介されるが、何とその人物はカイロ刑務所に収監されているオコーネルであった―――。
ハムナプトラ2/黄金のピラミッド (原題 The Mummy Returns) †
2001年、アメリカ映画
監督:スティーブン・ソマーズ
・ストーリー
紀元前3067年のテーベ。偉大なる戦士スコーピオン・キング(ザ・ロック)は、世界征服という野望のため国家に戦いを挑んだ。この激しい戦争は7年間も続いたが、結局彼の軍隊は勝利をつかむこと無く、≪アム・シェアーの聖なるオアシス≫まで敗走することになる。砂漠の熱砂に命を落とす兵士が続出するなか、死の淵に瀕したスコーピオン キングは、アヌビス神と「自分の魂を捧げる代わりに、敵を倒す力を与えよ」という契約を交わすのだった。
それから5000年後の西暦1939年。エブリンと結婚し、アレックス(フレディー・ボース)という子どもを授かったオコーネルは、エジプト各地の遺跡探索を行っていた。
一方ハムナプトラ跡地では、謎の女性ミラ(パトリシア・ヴェラスケス)、殺し屋ロックナー(アドウェール・アキノエ-アグバエ)、大英博物館のハフェズ館長(アラン・アームストロング)率いるオカルト集団が、イムホテップのミイラの発掘作業を進めていた。彼らはイムホテップにスコーピオン キングを倒させ、強大な軍隊を現代に蘇らせようと企んでいた―――。
ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝 (原題 The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor) †
2008年、アメリカ映画
監督:ロブ・コーエン
・作品解説
舞台を中国に移し、ジェット・リー扮する蘇った秦の始皇帝と戦う。