USSR RPD / СССР РПД 【軽機関銃】 † 第二次大戦後半、ソビエト連邦で開発された分隊支援火器相当の軽機関銃。 使用する弾薬にはSKSやAK47と共用可能な、当時最新の弾薬である7.62mm×39弾を採用している。機関部はデグチャレフ設計のDP機関銃シリーズの設計をそのまま流用し、撃発はオープンボルト。ロングストローク・ガスピストン式のガスオペレーションで作動し、フラッパー・ロックによって薬室を閉鎖する。射撃はフルオートのみだが、銃身の即時交換ができないことから、銃身過熱による劣化を抑えるためフルオート射撃は間欠的に行うよう射手には指導された。 しかし、第二次大戦中に設計されたRPDは、SKSは勿論、後に登場するAK47など、主力歩兵銃とのマガジンの共用などは当然、想定された設計ではなかったことから、1960年代にはAKMをベースにマガジンの共用可能なRPKが、後継として作られる事になる。 ソ連に限らず東側諸国の多くでも分隊支援火器として採用されており、いくつかの国ではライセンス生産も行われていた。これらの国から中東やアフリカなどへ輸出や供与された量も多く、イランでは近代化改修が行われるなど未だ現役である。他に独自改修を行ったのは、光学照準器用ダブテイルマウントを追加したポーランド、自国人の体格に合わせてバイポッドの長さを短くしベルトリンクを25発ごとの分割にしてより嵩張り難くした中国などがある。
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