リュック・ベッソン製作・脚本のカーアクションコメディ。特殊改造を施されたプジョー・406がマルセイユの街を駆け抜ける!
銃撃戦もあるが、アメリカの広い道路ではなく、フランスの入り組んだ町並みを背景にしたカースタントこそが最大の見所。全編に渡って繰り広げられるカーチェイスはCGなどではなく、一流ラリードライバーのジョン・ラニョッティによる完全な実写である。
ボンドカーか特撮のスーパーマシンのごとき魔改造を施されたプジョーがメインマシンとして登場。フランス映画特有の皮肉精神も健在で、警察や軍といった権力に対する抵抗や揶揄、茶化しも嫌と言うほど詰め込まれているため、一部では酷評されている作品でもある。
決してメガヒットしたというわけでもないようだが、シリーズ化され計5作が公開。ハリウッドでもリメイク版が制作された。
2018年4月には約10年ぶりにシリーズ最新作「TAXi ダイヤモンド・ミッション」(原題:Taxi 5)が公開。日本でも2019年1月に公開行われた。
ピザの配達人からタクシードライバーになったダニエルがドジ刑事のエミリアンと出会い、メルセデス強盗団逮捕を目指す。
どちらかといえばコメディなどに徹しているが銃撃シーンやクライマックスのチキンレースなど見所はかなりある。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
エミリアン | グロック 17 | − |
クルーガーの店の手下 | H&K MP5K | − |
ペドラ | シグザウエル P232 | − |
ジベール署長 | IMI ジェリコ941 | − |
警察官 | シグ SG551 | ヤマカガシ班の狙撃手が使用 |
IMI ガリル | ベンツに発信機を撃つ為に使用 | |
銀行強盗犯人 | FN P90 | 発砲無し |
FN ミニミ | − |
日本の防衛庁長官がヤクザに誘拐されダニエルが救出に向かう。
パリ市内でプジョーVS三菱ランサー*1のカーチェイスが繰り広げられる。
格闘シーンやパトカーの大規模なクラッシュシーン、そして最後には戦車*2まで登場する。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
エミリアン | シグザウエル P226 | 発砲無し |
GIGN隊員 | シグ SG552 | スリング装着 |
H&K MP5A5 | − | |
FN FAL | スリング装着 フック発射器付き | |
ベレッタ M92 | − | |
偽の襲撃者 | H&K MP5A5 | − |
H&K MP5K | − | |
TDS M72 | ||
陸軍歩兵 | GIAT ファマス | F1 発砲なし |
ジャパニーズヤクザ | IMI ガリルMAR | 横撃ちで使用したことも |
FN P90 | ||
− | FN MAG | ルノーVABに搭載 発砲なし |
サンタクロースの格好をした知能強盗団がエミリアンを誘拐。エミリアンを追ってダニエルはスイスの雪山に向かう。
ジェットエンジンや雪山装備を搭載し、TGVすら追い抜くスピードを持ってしまい*3、一部団体から公開中止を求める声が挙がったほどである。
シルベスタ・スタローンが特別出演した。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
エミリアン | シグザウエル P226 | − |
サンタ強盗団員 | H&K MP5K | スリング装着 |
陸軍歩兵 | GIAT ファマス | F1 発砲なし |
ロケットランチャー | 発砲なし |
護送中に手下の巧妙な?手口で脱走した強盗団のボス・アルベール・パンデン・モッシュを追って、エミリアンとダニエルがモナコで大追跡を開始する
使用者 | 銃器名 | 備考 |
エミリアン | グロック 26 | − |
ジベール署長 | 麻酔銃 | アランから取り上げる |
FN ミニミ | 二挺拳銃 スリング装着 | |
9連装ロケットランチャー | − | |
将軍 | MAT M49 | スリング装着 多分おもちゃの銃 |
アラン | シグザウエル P226 | 発砲なし |
麻酔銃 | ホロサイトらしき物を装着 発砲なし | |
アルベール・パンデン・モッシュ | ベレッタ M92 | 二挺拳銃でも使用 |
グロック 26 | エミリアンから奪った物 | |
IMI ウージーピストル | 二挺拳銃 減音器及びスリング装着 | |
セルジュ | ベレッタ 92FS Inox | − |
グロック 26 | エミリアンから奪った物 | |
H&K MP5A1 | − | |
モッシュの手下 | コルト M4 | コルト M203及びスリング装着 |
US MkII手榴弾 | 所持のみ | |
ベネリ M4 | 暗視スコープ装着 | |
GIGN隊員 | H&K MP5A1 | スリング及びレーザーサイト装着 |
フランス陸軍兵士 | シグ SG552 | タクティカルライト及びスリング装着 所持のみ |
フランス陸軍歩兵 | GIAT ファマス | G1 銃剣装着 所持のみ |
2004年にアメリカ・20世紀フォックスで制作されたリメイク版。大筋は第一作を踏襲しているが、強盗団がセクシーな美女達(現役スーパーモデル)になるなど、良くも悪くもハリウッド流のアレンジが効いている。
しかし、ラストにNG集を挿入するなど娯楽に徹した作りは、オリジナルとはまた一味違った面白さがある。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
アンディ・ウォッシュバーン | グロック 17 | NYPDの支給品 Gen.2 |
S&W M36 | バックアップガン、アンクルホルスターに所持 ベルに取り上げられる | |
S&W M5906 | 中盤戦で強盗犯から奪う | |
ベレッタ M84FS INOX | バックアップ用、G17をマリンズに取り上げられたため取り出す | |
マータ・ロビンス警部補 | グロック 17 | 3回目の強盗現場で所持 |
FBI マリンズ捜査官 | シグザウエル P228 | 3回目の強盗現場で所持 |
ヴァネッサ(女強盗犯1) | ワルサー PPK/S | シルバーモデル メインウェポンとして使用 |
ベレッタ M8000 INOX | チェイス中に他車をパンクさせるため使用 プロップ用のNon-Gun | |
女強盗犯2 | S&W M5906 | − |
女強盗犯4 | ワルサー PPK/S | シルバーモデル |
女強盗犯3 | コルト モデル725カービン | XM177スタイルのフラッシュハイダーを装着 ウォッシュバーンを殴る際、トレーニングの際、3回目の強盗の際に所持 |
フランクリン | シグザウエル P232SL | 発砲無し |
NYPD警官 | グロック 17 | ウォッシュバーンに向けるだけ |
ヤクの売人 | ペッパーボックスリボルバー | 取引現場で所持 |
あのTAXiが帰ってきた!
長らく続編が途絶えていたタクシーシリーズに約10年ぶりに新作が登場!
脚本は従来通りリュックベッソンが務めるが、自らが熱烈なTAXiファンだというフランク・ガスタンビドゥ監督が新主人公シルヴァン・マロをも務める。
あのアランやジベールも今度はマルセイユ署長や市長として登場。
主役2名が引退したことと序盤で汚物が画面全体に噴射するシーンが2回も登場するため一部シリーズファンにさえ酷評を受けたが、癖のあるキャラクター達の織りなす(間抜けな)群像劇は、純粋な娯楽映画の少ない2010年代においては希少ですらある。
もちろんシリーズ恒例のスーパーカーアクションは健在。
ストーリーは第1作のオマージュを思わせる「フェラーリ強盗団」の物語となっている。
あらすじ:
あの「伝説の2人」の引退から数年後。
パリの暴走刑事マロはそのドライブテクニックで手柄を挙げ特殊部隊への昇進を目指すも、スキャンダルでマルセイユへ転勤となる。
南仏の田舎・マルセイユでは警察はロクな仕事をしておらず、署員もおかしな面子揃い。
そこにジベール市長が現れ、最近フランスを騒がせているイタリア人の「フェラーリ強盗団」が今度開かれるマルセイユ国際宝石展を狙うと憤慨。
作戦コードネーム「マフィア」を発動し、普段は怠けているマルセイユ署のメンバー達も大いにやる気を見せる。
アラン署長はその晩、マロにあの「伝説の2人」のエピソードを語り、マロとアランで新しい「コンビ」を組むと意気込みを語る。
しかしその直後、署長に謎の暴走トラックが追突し・・・
そのドライバーこそ、あの「伝説」ダニエルの甥、マルセイユ最悪のUBERドライバー・エディであった。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
シルヴァン・マロ | シグプロ | − |
エディ・マクルー | SPAS12 | 反動で吹き飛び壁を破る*4 |
ジベール市長 | 催涙スプレー | − |
メナード | ||
ミシェル | スタンガン | − |
トニー・ドッグ(強盗団) | トロイ M7A1 PDW | 強盗・カーチェイス中同じものを交互に使用 |
ロッコ(強盗団) | ||
ドローンオペレーター*5(強盗団) | ARX160 | 恐らくホログラフィックサイト装着 |
マルセイユ警察 | MP5 UMP | − |
パリ・マルセイユ警察関係者(上記メンバー含む) | マニューリン F1 | マニューリン MR73の廉価版 警察関係者ほぼ全員のサイドアームとして携行 |
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