シグザウエル P232 / SIG Sauer P232 【自動拳銃】 †
1997年に登場した、シグの小型自動拳銃P230シリーズの後継モデル。
構造、使用弾共にP230と殆ど同一だが、射撃後の排莢不良を無くす為にスライドの後退量が大きくなっている。このため、従来モデルとスライドの互換性が無くなり、混乱を避けるために型式の変更が行われている。
形式名の変更以外にも、アイアンサイトの大型化やスライドのセレーション数の減少(P230は12本、P232は7本)、グリップパネルの形状の変更が行われている。またスライドシルバーモデルや、フレームシルバーモデルなどのデュアルトーン仕様がある。
高い精度と信頼性で知られたシリーズだったが、それに見合う高価な拳銃でもあった。.380ACP弾の小型拳銃市場ではより安価なピストルが求められるようになったこともあり、2015年に生産終了となっている。
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