デコッキング / Decocking †
ハンマーが起きている(コッキング)状態から、銃弾を発射することなくハンマーを降ろしてハンマーレストもしくはハーフコック状態にすること。
シングルアクション自動拳銃の黎明期、弾が薬室に装填されている状態でデコッキングするには、ハンマーを指で押さえながらトリガーを引いてゆっくりおろす必要があった。ある程度慣れた者でも緊張する行為で、特に寒い地域では手袋で滑りやすいので暴発の危険が高かった。
そこで登場したのがデコッキングレバーで、これによってハンマーを安全な位置にまで下ろすことが出来る。このレバーがセーフティを兼ねている物も少なくない。現在では多くの公的機関が、正式採用する銃にはデコッキングレバーの取り付けを条件に入れている。