バトルガール

作者:伊藤明弘
原作:芹沢大助
東京は今日 壊滅した!

 東京湾に落下した隕石と、それに付着していた死者をゾンビ化させる細菌「コスモ・アンフェタミン」により東京は壊滅。
 ゾンビの徘徊する地獄の町で生き残った人々は政府から支給される銃器でその身を守っていた。
 そんな中、自衛隊員の桐原慶子は父である桐原一佐からの指令で東京に降り立つ。
 任務は生存者を無差別に殺害する謎の部隊「人間狩り部隊」の調査と殲滅。
 支給されたバトルスーツに身を包んだ慶子は人間狩り部隊、「モンスターズ」と死闘を繰り広げながら東京を駆ける。

 元は91年にVシネマとして製作された作品で本作はそのコミカライズ。
 作画は「ジオブリーダーズ」、「ワイルダネス」でお馴染の伊藤明弘氏。主人公が着用するバトルスーツなどのデザインは、「紅い眼鏡」、「機動警察パトレイバー」なども手がけた出渕裕氏が担当した。
 原稿の紛失などで単行本化されず、「幻の一作」となっていたが、2008年、ようやく復刻され、日の目を見ることになった。後書きによるとコミカライズに当たっては少なからずトラブルもあったようだが、出渕氏お得意の肉抜き穴(通称「ブチアナ」)の空いたバトルスーツのデザインは、伊藤氏もいたく気に入った模様で、「あれが描けるなら、もう一度手がけててもいい」との発言もあった。
 作者もまだ発展途上の頃の作品で、絵のタッチも古いが、「伊藤節」と「出渕デザイン」が融合した、希有にして隠れた名作である。


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  • かなり早い段階から89小銃を登場させていたのが興味深いですね。普通の映画とかだったら90年代後半まで64式だったりしますから。 -- 2014-01-24 (金) 23:53:38
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Last-modified: 2016-04-13 (水) 00:05:01 (1226d)