・ストーリー
元コマンドー部隊隊長であったジョン・メイトリクス大佐(アーノルド・シュワルツネッガー)は一人娘のジェニー(アリッサ・ミラノ)と山荘で隠居生活をしていた。
しかしある日、謎の武装集団がかつての部下たちを次々と殺害。自身も襲撃を受け、抵抗むなしく娘もろとも拉致されてしまう。首謀者はバルベルデという国の元独裁者アリアス(ダン・ヘダヤ)であり、手下の中にはかつてメイトリクスの部下だったベネット大尉(ヴァーノン・ウェルズ)もいた。彼らは娘を人質にかつてアリアスが治めていた国の現大統領の暗殺を強要。バルベルデ行きの飛行機にメイトリクスは乗り込むこととなるが隙を突いて飛行機から脱出することに成功する。偶然知り合ったシンディー(レイ・ドーン・チョン)という女性の協力を得ながらメイトリクスは娘を取り戻すべく、奮闘する―――。
・作品解説
主演のアーノルド・シュワルツェネッガーの強靭さを大いにアピールした作品であり、特に終盤、大量の銃器を装備して敵アジトに乗り込むシーンは圧巻である。
ちなみにこの作品は、シルベスター・スタローン主演映画『ランボー』に対抗して製作された作品である。主人公が元特殊部隊でマッチョだったり、重い銃火器を軽々と扱ったり、一人で敵を全部倒したりと、何かと共通点が多いのも特徴だ。ただ、≪悪役=ソ連、共産主義者≫という安直な作りが氾濫していた中、悪役のキャラ立てや脚本のうまさもなかなか光る一作である。
なお、敵役ベネットを演ずるは、『マッドマックス2』でモヒカン刈りと殺人頭突きのウェズ役で強烈な印象を残したヴァーノン・ウェルズ。本作でも天下のシュワルツェネッガー相手に、一歩も引かぬ激闘を見せてくれた(残念ながら、銃撃戦はほとんどなしだが)。
ところで、本作で登場する「バルベルデ」(中南米系?)という国は、なぜか『ダイ・ハード2』にも登場するが、もちろん架空の国であり、関連は不明。
しかし、意外にも両作品には製作のジョエル・シルヴァー、ローレンス・ゴードン、脚本のスティーヴン・E・デ・スーザなど共通のスタッフが多いので、設定の流用、あるいは一種の『遊び』の可能性もある。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
ジョン・メイトリクス | コルト M1911 | カービー将軍の銃(発砲無し) |
ベレッタ M92SB | 発砲無し | |
H&K G3A3 | 自宅の武器庫から取り出す スリング付 ディアス射殺に使用 | |
バルメ M78 | アリアスのアジトでの戦闘に使用 スリング付 | |
IMI デザートイーグル | アリアスのアジトでの戦闘に使用 シルバーモデル | |
IMI ウージー | 埠頭での戦闘とアリアスのアジトでの戦闘に使用 スリング付 | |
モスバーグ M590 | アリアスのアジトでの戦闘に使用 スリング付 | |
サコー M60E3 | アリアスのアジトにて敵兵から強奪し使用 | |
コルト AR15 | 20発マガジン アリアスのアジトにて敵兵から強奪し使用 | |
US M202A1 | アリアスの手下のジープ破壊などに使用 | |
US M18 | 建物を爆破する*1 | |
US M67破片手榴弾 | アリアスのアジトでの戦闘に使用 | |
シンディー | US M202A1 | メイトリクスを連行しようとする警察車両に使用 その直前には逆向きに構え、反対方向に誤射 |
ベネット | Palmer Cap-Chur Short Range Projector | 空気銃 メイトリクスに対して麻酔弾を発射 |
IMI マイクロウージー | アリアスのアジトにて登場(発砲無し) スリング付 | |
デトニクス スコアマスター | 初期型 | |
アリアス | ステアー AUG | − |
クック | MAC M11 | スリング付 |
S&W M67 | 4インチモデル | |
サリー | S&W M39 | − |
ディアス | コルト AR15 | スコープ装着型も使用 |
フランクリン・カービー | コルト M1911 | ステンレスシルバーモデル(発砲無し) |
ジャクソン (カービー将軍の部下) | コルト XM177 | スリング付 |
ハリス (カービー将軍の部下) | コルト XM177 | |
ショッピングモールの警官 | SW M15 | 4インチモデル |
港の警備兵 | H&K MP5A3 | スリング付 |
カルロ | USSR AKM | スリング付 |
アジト警備部隊 | コルト AR15 | アリアスのアジトにて使用 スリング付 |
USSR AKM | ||
スタームルガー ミニ14 | ||
サコー M60E3 | ||
コルト M1911 | アリアスのアジトにて使用 | |
フランキ スパス12 | 発砲無し | |
US M67破片手榴弾 | アリアスのアジトにて使用 |
・ストーリー
元ロシア軍特殊部隊のイワン(ミハイル・ポレチェンコフ)は軍を退役し、一人娘のジェーニャ(バーバラ・ポレチェンコヴァ)と平和に暮らしていた。そんなある日、彼は失脚したエストニアの政治家(ヴィクトール・ヴェルズビツキー)率いるテロリスト集団に娘もろとも拉致され、娘の命と引き換えに隣国の大統領を暗殺するよう強要される。
イワンは乗せられた飛行機から脱出し、偶然知り合った客室乗務員のアリア(アレクサンドラ・ウルスリャック)の協力を得て、テロリスト集団に戦いを挑む。
・作品解説
2008年に製作されたロシアによるリメイク作品。基本的なストーリーはオリジナルを踏襲している。また、作中ではテロリストに日本人が協力したり、テロリストが移動に使う車には日本企業(実在する)の名前が書かれていたり、イワンがテロリストと戦うための武器をマフィアが日本向けに密輸する品から調達したり、唐突に北野武の名前やプレイステーションポータブルが出てくるなど、随所で日本が関わってくる。
ちなみに題名の「D-Day」とは、戦略上重要な攻撃もしくは作戦開始日時を表す際に用いられたアメリカの軍事用語である。第二次世界大戦の連合軍によるノルマンディー上陸作戦が特に有名。
使用者 | 銃器名 | 備考 |
イワン | ベレッタ M92FS | 二挺拳銃 |
HP-DA | ||
プロテクタ | 冒頭の銃撃戦で使用 | |
PKP | バイクに装着して使用 | |
AK74M | GP30装着 | |
MON-50 | 概要はM18と同じ 建物の爆破に使用 | |
RPO-A | ロシア製ロケットランチャー | |
ゲルダ | ベレッタ M92FS | − |
PP91 ケダール | − | |
フィリポブ大佐の部下 | AK74M | − |
テロリスト | ワルサー PPK | − |
PP91 ケダール | − | |
ウージー | − | |
ステアー TMP | − | |
FAMAS G1 | おそらくエアソフトガン 発砲無し | |
豊和工業 89式小銃 | ||
M16A4 | ||
PKM | − | |
工事現場の警備員 | USSR マカロフ | 発砲無し |
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