ワルサー P5 / Walther P5 【自動拳銃】 † 1976年に、西ドイツ警察の制式拳銃用にとワルサー社が開発した小型自動拳銃。『P5』はそのトライアル用の仮名称だったが、そのまま制式名称とされた。1987年にはP5C(Compact:コンパクト)が開発されている。 西ドイツ警察の制式拳銃トライアルには、ワルサーのほかマウザー、H&K、SIG/SAUERが参加し、それぞれHSP、P7、P225を提出している。トライアルは計4回行われ、P5は3回目のトライアルで全過程をクリアし*1、P225(制式名称P6)やP7と並んで、西ドイツ警察の制式拳銃として採用された。 P5は本国ドイツのほか、オランダ警察や台湾警察で採用された。現場からの声を受けて開発されたP5コンパクトも、限定的ながらイギリス陸軍に「L102A1」として採用されている。アメリカへも輸出され民間でも販売されたが、こちらはあまり芳しくなくパッとしない結果に終わっている。
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