モデル | 全長(伸長時) | 重量 | 口径 | 装弾数 | 連射速度 | 発射形式 | 製造国 |
APC9 SMG | 379(597)mm | 2.5kg | 9mm×19 | 15/20/25/30 | 1080発/分 | S/F | スイス |
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APC9 カービン | 379(597)mm | 2.5kg | 9mm×19 | 15/20/25/30 | − | S | |
APC9 スポーティングカービン | 614(832)mm | 3.0kg | |||||
APC9-P カービン | 444(662)mm | 2.8kg | |||||
APC45 | 379(597)mm | 2.6kg | .45 ACP | 12/17/25 | 1000発/分 | S/F |
スイスのB&T社が2011年に発表した、法執行機関向けの短機関銃/カービン。APCは「Advanced Police Carbine」の略。
同社は既にMP9という短機関銃を製造・販売しているが、これは元はオーストリアのステアー社のTMPをPDWコンセプトに基いて改修したものであり、対してAPCはB&T社が独自に設計したオーソドックスな短機関銃である。MP9に携わったことから得た「世界は未だ9mmの警察用カービンないし短機関銃を求めている」というフィードバックから開発された。
作動方式はクローズドボルトのシンプルブローバック方式。アッパーレシーバーはアルミ合金製、ロワーレシーバーはポリマー製。レシーバー上部とハンドガード下部・側面のピカティニーレールに加え、バックアップ用のフリップアップサイトも備えている。セイフティや各種レバー類はアンビ仕様で、チャージングハンドルは左右の交換が可能である。銃口には、自社製サプレッサーを装着するための固定用ラグが設けられている。バットストックは、サイドフォールディング式スケルトンストックと、防弾ヘルメット用に角度のついたストックの2種類がある。
製品には銃本体の他、エイムポイント製TL1レッドダットサイト、フォアグリップ、タクティカルライト用マウントベース、マガジン(30連×2、15連×1*1)などが同梱されている。光学サイトは出荷時点でゼロイン済でマウントされており、購入後すぐに使用することが出来る。
これらのアクセサリーを含むパッケージ価格はH&K社のUMP単体の価格と同等に設定されており、H&K社製の短機関銃への対抗馬としての側面が強く押し出されている。
B&T社はこの製品のマルチキャリバー展開を視野に入れているようで、5.56mm×45弾仕様の「APC556」、.300ウィスパー弾仕様の「APC300」などのモデルも展示イベントに出展している。
2019年には、マイナーチェンジモデルの「APC Pro」が登場している。チャージングハンドルもアンビ化され、ロワーレシーバーと一体だったグリップはAR15系互換で交換可能なものとなり、ロワーレシーバーの交換によりグロック・P320それぞれのマガジンに対応する。
さらに、これの短銃身モデル「APC9K Pro」は、リコイルショックとマズルジャンプの抑制のため液圧式バッファーを備えている。APC9K PROは、軍要人警護用のサブコンパクトウェポン(SCW)として米陸軍に採用された。2020年にも同国空軍での採用が伝えられている。
モデル | 特徴 |
APC9 SMG | 銃身長175mmの基本モデル。セレクティブファイア対応 |
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APC9 カービン | 上記SMGのセミオートオンリーモデル |
APC9 スポーティングカービン | 銃身長420mm。ハンドガード部を延長。セミオートオンリー |
APC9-P カービン | 銃身長240mm。ハンドガード部を延長。セミオートオンリー |
APC45 | 銃身長175mm。.45 ACPモデル。セレクティブファイア対応 このモデルのみ、スチール製マガジンを使用 |
登場作品 | ジャンル | 使用者 | 備考 |
96時間/レクイエム | − | − | 項目参照 |
キングスマン | − | − | 項目参照 |
ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり | − | − | 項目参照 |
コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア | − | − | 項目参照 |
ザ・ガンマン | − | − | 項目参照 |
ホワイトハウス・ダウン | − | − | 項目参照 |
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