オースティン・パワーズシリーズ / Austin Powers Series †
60年代の花形スパイが90年代に復活して大騒動を繰り広げるお下劣ギャグ満載のナンセンスコメディ作品。
『007』のパロディ作品であるため、シリーズ通してオースティン・パワーズの愛銃はPPKである。
オースティン・パワーズ (原題 Austin Powers: International Man of Mystery) †
1997年、アメリカ映画
監督:ジェイ・ローチ
・ストーリー
1967年。英国諜報部員オースティン・パワーズ(マイク・マイヤーズ)は、ラスヴェガスの地下秘密基地で世界征服を企む悪の帝王Dr. イーブル(マイヤーズ=2役)を追い詰めるが、往生際が悪く自ら冷凍睡眠に入ってロケットで宇宙へと脱出してしまう。来るべき日に備えてパワーズも冷凍睡眠に入り、30年後の1997年に復活したDr. イーブルは、片腕のナンバー・ツー(ロバート・ワグナー)ら手下を使い、新たな世界征服のシナリオ「バルカン計画」を進める。英国情報部により蘇生されたパワーズだが、30年のカルチャーギャップはあまりに大きく、かつてのパートナーであるMrs. ケンジントン(ミミ・ロジャース)の娘ヴァネッサ(エリザベス・ハーレー)を巻き込んで珍騒動。それでも運よくDr. イーブルの秘密基地に乗り込むパワーズとヴァネッサだったが―――。
オースティン・パワーズ:デラックス (原題 Austin Powers: The Spy Who Shagged Me) †
1999年、アメリカ映画
監督:ジェイ・ローチ
・ストーリー
1999年。パワーズはヴァネッサとのハネムーンを楽しんでいたが、彼女の正体がフェムボットだと発覚。華麗な独身者に戻ったパワーズだが、ここでまたトラブル発生。なんとDr. イーブルが地球に帰還、タイムマシンで1969年に戻り、冷凍睡眠中のパワーズの「モジョ(パワーの源)」を、新たな配下ファット・バスタード(マイヤーズ=3役)に盗みださせたのだ。女の子もイカせられないと自信喪失のパワーズだが、再び英国情報部から1969年に戻ってDr. イーブルの世界征服の野望を阻止せよとの命令が下る。
今度のパートナーはCIAから派遣されたフェリシティ・シャグウェル(ヘザー・グレアム)。すっかりご機嫌になったパワーズは彼女のサポートを得て、Dr. イーブルの火山基地に潜入するのだった―――。
オースティン・パワーズ ゴールドメンバー (原題 Austin Powers in Goldmember) †
2002年、アメリカ映画
監督:ジェイ・ローチ
・ストーリー
2002年。パワーズは、尊敬するスーパースパイで父親のナイジェル・パワーズ(マイケル・ケイン)が、Dr. イーブルの差し金によって誘拐されてしまったことを知る。父を救うべく1975年へタイムスリップしたパワーズは、当時の公私に渡るパートナー フォクシー・クレオパトラ(ビヨンセ)と共に、Dr. イーブルの協力者である悪党ゴールドメンバー(マイヤーズ=4役)らに立ち向かう。
どうやら今回のDr. イーブルの陰謀の鍵は、日本企業のロボト産業にあるらしい。さっそく東京へ向かったパワーズとクレオパトラだったが―――。