コルト ジュニア（ジュニアコルト） / Colt Junior 【自動拳銃】 †

　コルト社が1958年から1973年まで販売していた小型自動拳銃。元はスペインのアストラ社が製造していたもので、コルト社がアメリカ市場で販売する際に、自社ブランドの名を当てたものである。別名「コルト.25オート」。同社のポケット、ベストポケットと異なる露出ハンマー式のピストルで、時折混同されるが、いずれの銃とも別物である。生産終了したM1908ベストポケットの後釜として販売された。
　スライドとバレル、リコイルユニット、専用マガジンで構成される純正のコンバージョンユニットに交換することで、.22口径ショート弾を撃つこともできた。.25ACP弾より安価で低威力だったことから、プリンキングや練習用として用いられた。
　　　　
　1968年以降は、輸入銃器の規制が始まったことにより、アメリカ国内で生産が行われた。